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◆米市場、企業決算に左右され指数まちまちの動き
2024.10.25 マーケットニュース -
いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。
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【相場概況】
◆きのうの日米株価指数終値
日経平均株価 38,104.86 -307.10
TOPIX 2,636.96 -14.51
グロース250 604.09 -10.81
NYダウ 42,374.36 -140.59
ナスダック総合 18,415.49 +138.83
S&P500指数 5,809.86 +12.44きのうの米国市場は個別企業の決算に左右されダウ続落、ナスダックは反発と
指数まちまちの展開でした。朝方発表された19日の週の新規失業保険申請件数は22.7万件と市場予想の24.2万件
を下回る結果となり、雇用環境は引き続き堅調さを示しており、前日に決算を
発表したEVのテスラは市場予想を上回る利益と来年の納車台数の伸びが20~30%に
なるとの強気の見通しを示したことから+22%の大幅高し、ナスダック指数の
押し上げに寄与。一方で、ダウ採用のIBM、ハネウェルは決算を機に売られたことでダウ指数の重石
となりました。日本に続き11月5日には米国でも大統領選挙が控えていて、選挙まで2週間を
切りました。世論調査では両候補の支持率が拮抗しており大統領だけでなく、上下院においても
民主党、共和党どちらが過半数を獲得するかも注目点であり、不透明要因でもあること
から持ち高調整や利益確定の売りが出やすい地合いとなっています。個別銘柄ではビットコインの上昇により、BTCを大量保有するマイクロストラテジーが
10%の上昇、また通信のTモバイルUSは決算結果が売上利益ともに市場予想を
上回ったことが好感され、6%弱の上昇となっています。一方で、足元金利の上昇が足かせとなり、産金関連のバリックゴールド、フリーポート
マクモランなどは下落、冴えない決算を発表した同業のニューモントは▲15%弱の
大幅安となりました。(日本市場)
きのうの日経平均株価は38円高と4日ぶり小幅反発となり、38,143円で大引けを迎えました。
前日、米市場が3指数揃って下落で帰ってきたことから日本市場も寄り付き直後は下げからの
スタートとなりました。しかし、前日までに3日下げていたこともあって自律反発の動きが徐々にみられ始め、
下げ幅を縮小し、プラス転換。その後、積極的に買い上がる動きはなかったものの、4日ぶり小幅反発となりました。
プライム市場の売買代金は概算で3.7兆円。
値上がりは596銘柄(36%)、値下がり銘柄は980銘柄(59%)と値下がり銘柄数が
じゃ間多い一日でした。業種別では10業種が値上がりし、値上がりは電気機器、その他製品、倉庫運輸など。
値下がり上位は電気ガス、ゴム製品、海運などでした。個別銘柄では、7月末にエントリーとなった東映が続伸し連日で年初来高値更新!
(東映)
引き続き、日米ともに目先選挙イベントが横たわっているため、このイベント通過を
いまは待ちましょう。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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※内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切の責任を負いません。
投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。
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【執筆者(講師)情報】
中山まさかず
学生の頃より起業。2006年より株式投資を始める。
独自のテクニカル(チャート)とファンダメンタルズ(企業)分析による投資戦略、株式投資を行う上で必要なメンタルの保ち方などを情報発信し、これまで累計8000人以上の個人投資家へ向けてセミナーを開催。
2017年には著書も出版し、その後3回の重版。
資産運用の会社も経営する傍ら、スタートアップ企業への投融資も行う。