-
◆大統領選投票日初日は難なく3指数上昇
2024.11.06 マーケットニュース -
いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【相場概況】
◆きのうの日米株価指数終値
日経平均株価 38,474.90 +421.23
TOPIX 2,664.26 +20.00
グロース250 618.13 -1.83
NYダウ 42,221.88 +427.28
ナスダック総合 18,439.17 +259.19
S&P500指数 5,782.76 +70.07きのうの米国市場は、景況感の改善を示す米経済指標の発表や、FRBによる利下げ
継続観測などを受けて3指数揃って上昇しました。いよいよ大統領選挙の投票がスタートしましたが、集計には一定の時間がかかるため
すぐに結果は出てきません。また直前の世論調査でもハリス氏、トランプ氏のどちらが勝つかは拮抗しており、
僅差による票の再集計など選挙後の混乱への懸念もある中で、きのう公表された
ISM非製造業景況指数は予想53.8に対して、56.0と上回る内容となり、米景気の
ソフトランディング期待へとつながりました。また、今晩からはじまるFOMCでは0.25%の追加利下げが実施されるとの見方も
強まっており、経済が底堅さを維持するなかで緩やかながらも利下げが継続する
方向性であることも支援材料となりました。個別銘柄ではソフトウェア関連のパランティアテクノロジーズが決算を発表し、
売上利益ともに市場予想を上回る内容となったことが好感され、+23%超の
大幅高。またこの日もハリス氏が優勢との見方も根強く、グリーンエネルギー関連として
サンノヴァエナジー、ソーラーエッジ、エンファースエナジー、カナディアン
ソーラーなども揃って上昇。半導体も堅調で、マイクロンテクノロジー、インテル、ブロードコム、ラムリサーチ、
エヌビディア、アプライドマテリアルズ、アーム、TSMCなども上昇しました。(日本市場)
連休明けの日経平均株価は421円高と3日ぶりの反発で、38,474円で大引けを迎えました。
先週、連休と大統領選挙を前に日経平均株価は1000円超の下落となりましたが、
値ごろ感から朝方から買いが断続的に入り、終始プラス圏で推移しながら後場にかけて
上げ幅を拡大させていく展開で一時600円を越える場面もみられました。きのうから取引時間が30分延長され、「15:30」が大引けとなりますが、プライム
市場の売買代金は概算で4.0兆円と延長されたからといって極端に増えたわけでは
ありません。値上がりは983銘柄(59%)、値下がり銘柄は620銘柄(37%)と指数の上昇に対して、
下落した銘柄も4割弱あり、個別銘柄はまちまちの動きでした。業種別では24業種が値上がりし、値上がり上位は証券、非鉄金属、卸売など。
値下がり上位はその他製品、空運、サービスなどでした。個別銘柄では、10月初旬にエントリーとなったパナソニックHDが+6%と大幅続伸し、
エントリー後の直近高値を更新!(パナソニックHD)
また7月末にエントリーとなった東映がこの日も続伸し、連日で年初来高値を更新!
加えて、上場来高値も更新となりました!(東映)
買われていた方、おめでとうございます!
目先は大統領選挙の結果で日米株ともにボラの大きい展開になる可能性もあり、
資金管理をしっかり守って11月相場に取り組んでいってもらえればと思います。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆マナカブ公式ブログ
https://manakabu.com/news/◆X(Twitter)
https://twitter.com/manakabu◆Facebook
https://www.facebook.com/manakabucom━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
※内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切の責任を負いません。
投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。
-
【執筆者(講師)情報】
中山まさかず
学生の頃より起業。2006年より株式投資を始める。
独自のテクニカル(チャート)とファンダメンタルズ(企業)分析による投資戦略、株式投資を行う上で必要なメンタルの保ち方などを情報発信し、これまで累計8000人以上の個人投資家へ向けてセミナーを開催。
2017年には著書も出版し、その後3回の重版。
資産運用の会社も経営する傍ら、スタートアップ企業への投融資も行う。