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◆FRB、追加利下げでハイテク株上昇
2024.11.08 マーケットニュース -
いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。
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【相場概況】
◆きのうの日米株価指数終値
日経平均株価 39,381.41 -99.26
TOPIX 2,743.08 +27.16
グロース250 622.74 +1.29
NYダウ 43,729.34 -0.59
ナスダック総合 19,269.46 +285.99
S&P500指数 5,973.10 +44.06きのうの米国市場は、FRBが今回のFOMCで追加利下げを決定したことから、金利の低下に
より、ハイテク株中心に買われダウは横ばい、ナスダックは1.5%高と指数まちまちの
展開でした。大統領選が終わり、立て続けにFOMCというイベント続きの週ですが、市場予想通り
今回のFOMCで0.25%の追加利下げが決定。その後のパウエル議長の会見も無事通過したことから4.45%あった米長期金利が4.3%
前半まで低下したことを受けて、ハイテク株が買われナスダックは上げ幅を拡大しました。セクター別ではコミュニケーション、情報技術、一般消費財が買われ、個別銘柄では
歯医者サービスのリフトが決算を発表し売上利益ともに予想を上回ったことから+23%
弱の大幅高。また前日15%高となった、EVのテスラはこの日も続伸し、アマゾン、アップル、グーグル、
マイクロソフト、メタの主力ハイテク株も揃って上昇。その他、エヌビディアをはじめアーム、TSMC、アプライドマテリアルズなどの半導体も
堅調な展開でした。一方で、追加利下げが決定したことで利ザヤ縮小からJPモルガン、モルガンスタンレー、
ゴールドマンサックス、シティ、バンカメなどの金融株は揃って反落となっています。(日本市場)
きのうの日経平均株価は99円安と小幅反落し、39,381円で大引けを迎えました。
一方で、TOPIXとグロース250は続伸となりました。5日に投票が行われた大統領選挙では、当初接戦拮抗との情報が流れており、結果に
数日を要するという見方も出ていましたが、フタを開けてみればトランプ氏が激戦州で
勝利を収め、早期に決着がつく流れとなったことから前日より日米株式市場は大幅高と
なりました。ただ日本市場においては前日1000円を超す上昇となり、その日の米市場の上昇を見込んで
先食いして買われていたこともあって、米市場が3指数揃って大幅高となって帰って
きましたが、上昇続かず朝高後は値を消す展開でマイナス圏に沈みました。プライム市場の売買代金は概算で6.0兆円と連日の大商いとなり、値上がり銘柄は
1267銘柄(76%)、値下がり銘柄は353銘柄(21%)と指数ウェイトの高い大型株が
売られたことで下げましたが、個別は上昇する銘柄が多い一日でした。業種別では29業種が値上がりし、値上がり上位は繊維製品、保険、海運など。
値下がり上位は精密機器、小売、医薬品などでした。個別銘柄では、9月半ばにエントリーとなったシグマクシスが今期業績の上方修正と
増配、そして1:2の株式分割の発表が好感され+14%高となり年初来高値を更新!(シグマクシス)
また同様に4月下旬にエントリーとなった東レも業績上方修正と自社株買いを発表し、
+13%弱の上昇で年初来高値を更新!(東レ)
さらに9月初旬にエントリーとなったフューチャーも+3%超の続伸となり、
再び年初来高値を更新!(フューチャー)
その他、これまでのエントリー銘柄ではダイワボウHD、寿スピリッツ、パナソニックHD、
日本航空電子工業、トーヨーカネツ、コニシ、早稲田アカデミーなどが上値追いを
鮮明化させてきており、年初来高値を取りに行く銘柄がさらに出てくることに期待です。買われていた方、おめでとうございます!
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※内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切の責任を負いません。
投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。
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【執筆者(講師)情報】
中山まさかず
学生の頃より起業。2006年より株式投資を始める。
独自のテクニカル(チャート)とファンダメンタルズ(企業)分析による投資戦略、株式投資を行う上で必要なメンタルの保ち方などを情報発信し、これまで累計8000人以上の個人投資家へ向けてセミナーを開催。
2017年には著書も出版し、その後3回の重版。
資産運用の会社も経営する傍ら、スタートアップ企業への投融資も行う。