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◆米市場、3指数揃って連日の史上最高値を更新!
2024.11.12 マーケットニュース -
いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。
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【相場概況】
◆きのうの日米株価指数終値
日経平均株価 39,533.32 +32.95
TOPIX 2,739.68 -2.47
グロース250 631.38 +4.50
NYダウ 44,293.13 +304.14
ナスダック総合 19,298.76 +11.99
S&P500指数 6,001.35 +5.81週明けの米国市場は、3指数揃って小幅上昇し、連日での史上最高値更新となりました。
米大統領選では、トランプ氏が勝利し、議会選挙でも共和党が上下院過半数を獲得する
「トリプルレッド」の可能性が高まっていることから、トランプ氏が掲げる減税や規制緩和などの
政策を進めやすくなるとの見方からこの日も米市場は堅調に推移。一方、米商務省が半導体受託生産大手の台湾TSMCに対して先端半導体の中国への
出荷を止めるよう命じたと伝わったことから同社株が下落したことで、他の半導体関連にも
売りが波及し、ナスダックは前日終値を挟んでの展開でした。セクター別では一般消費財、金融、資本財などが上昇。
一方で、情報技術、不動産、ヘルスケアなどが下落となり、個別銘柄では、
ビットコインが連日で最高値を更新していることから、マラソンデジタルやクリーンスパークが
+30%の大幅高となり、その他ビットデジタル、マイクロストラテジー、コインベース、
ビットファームズなど暗号資産関連銘柄が軒並み上昇。EVのテスラも+9%と大幅続伸しており、トランプ関連銘柄が大きく上昇しています。
一方で、TSMCへの規制により、インテル、英アーム、KLA、マイクロストラテジー、ラム
リサーチなどほかの半導体関連銘柄も下落。また、金利が上昇していることからニューモントやバリックゴールドなどの産金関連も大幅安と
なりました。(日本市場)
週明けの日経平均株価は32円高と小幅続伸し、39,533円で大引けを迎えました。
先週末の米市場が3指数揃って史上最高値を更新する展開となったものの、日本市場
では3月決算企業を中心に決算発表ラッシュとなっており、決算結果で大きく上下に値幅の
出る銘柄も出てきており、指数はほぼ横ばい。プライム市場の売買代金は概算で4.2兆円と先週末から1兆円ほど低い商いでした。
値上がり銘柄は698銘柄(42%)、値下がり銘柄は909銘柄(55%)と若干値下がり銘柄
の方が多い一日でした。業種別では11業種が値上がりし、値上がり上位は非鉄金属、ゴム製品、倉庫運輸など。
値下がり上位は科学、石油、鉄鋼などでした。個別銘柄では、9月半ばにエントリーとなった上村工業が今期業績の上方修正を発表を
契機に+14%の大幅高となり、エントリー後の高値を更新!(上村工業)
また9月下旬にエントリーとなったアズビルが上方修正と自社株買いを発表し、窓を開けて
上昇し、年初来高値を更新!(アズビル)
さらに6月下旬にエントリーとなったバリューHRがこの日も続伸し上値追いが継続し、
連日で年初来高値を更新&上場来高値も更新!(バリューHR)
その他、これまでのエントリー銘柄ではTIS、ダイセキ環境ソリューション、
シグマクシス、東映、コメダHDなどが年初来高値を更新となり、トリドールHD、
トーヨーカネツ、ギフトHD、フューチャー、柿安本店、信越ポリマー、吉野家HD、
コニシ、ダイワボウHD、住友ゴム工業などなどたくさんの銘柄が上値追いを鮮明化
させる展開となっています。買われていた方、おめでとうございます!
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※内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切の責任を負いません。
投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。
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【執筆者(講師)情報】
中山まさかず
学生の頃より起業。2006年より株式投資を始める。
独自のテクニカル(チャート)とファンダメンタルズ(企業)分析による投資戦略、株式投資を行う上で必要なメンタルの保ち方などを情報発信し、これまで累計8000人以上の個人投資家へ向けてセミナーを開催。
2017年には著書も出版し、その後3回の重版。
資産運用の会社も経営する傍ら、スタートアップ企業への投融資も行う。