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◆米市場は反落、目先金利上昇ショックに警戒
2024.11.15 マーケットニュース -
いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。
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【相場概況】
◆きのうの日米株価指数終値
日経平均株価 38,535.70 -185.96
TOPIX 2,701.22 -7.20
グロース250 625.23 -3.61
NYダウ 43,750.86 -207.33
ナスダック総合 19,107.64 -123.10
S&P500指数 5,949.17 -36.21きのうの米国市場は利益確定売りが先行し3指数揃って下落となりました。
大統領選後から13日まででダウは1700ドル近い上昇を果たしたことから、短期的な
過熱感も台頭、加えてパウエルFRB議長が講演にて「米経済は堅調であり、利下げを
急ぐつもりはない」との発言があったことから、年内の追加利下げへの期待が後退。この講演内容を受けて米長期金利が上昇したことから、取引終盤にかけて下げ幅を
やや拡大させる展開となりました。セクター別ではエネルギーと情報技術のみが上昇。
個別銘柄では、この日も量子コンピュータ関連のクオンタムコンピューティングが
連日で+65%の大幅高。ウェイブクオンタムも小幅ながら続伸。またハリス氏が選挙戦で負けたことで下落していたサンノヴァエナジー、ファース
トソーラー、ソーラーエッジ、エンファースエナジーなどグリーンエネルギー関連が
下げ過ぎからの自律反発。その他メイシーズやコールズといった百貨店大手が年末商戦を前に上昇となり、
ASML、アプライドマテリアルズ、ラムリサーチ、TSMC、英アームなど多くの
半導体関連も反発となったことからナスダックの下げも限定的なものとなりました。一方、トランプ銘柄のテスラは▲6%弱の下落、防衛関連のRTX(旧レイセオン)、
ロッキードマーティンなども下げました。(日本市場)
きのうの日経平均株価は185円安と3日続落、38,535円で大引けを迎えました。
前日の米市場はダウは上昇、ナスダックは下落となっており、半導体株を中心に
利益確定売りが目立ちました。日経平均株価は前日600円超の下げとなったこともあり、朝方は自律反発の動きも出て、
一時300円を超える上昇となったものの、国内でも長期金利が1.0%を超える日が足元で
増えてきており、日銀による追加の利上げへの警戒感もあることに加え、米市場で半導体が
売り込まれたことから日本市場でも東京エレクトロン、レーザーテック、アドバンテスト
など主力の半導体関連に売りが出て指数の重しとなりました。プライム市場の売買代金は概算で4.6兆円。
値上がり銘柄は528銘柄(32%)、値下がり銘柄は1075銘柄(65%)と前日に引き続き
値上がり銘柄数に対して、約2倍の値下がり銘柄数となりました。業種別ではわずか9業種が値上がりとなり、値上がり上位は非鉄金属、倉庫運輸、卸売など。
値下がり上位は電気ガス、石油石炭、金属製品、海運などでした。個別銘柄では、7月末にエントリーとなった東映が前日に上方修正を発表し、これを好感した
買いが入り、年初来高値&上場来高値を更新!(東映)
また8月初旬にエントリーとなったベイカレントも+2.5%高と続伸し、連日で
年初来高値を更新!(ベイカレント)
さらに10月初旬にエントリーとなったパナソニックHDも、先月末に発表した2Q決算を
機に買いが継続しており上値を伸ばし年初来高値を更新!(パナソニックHD)
その他、ホシザキ、東映アニメーション、KDDIなどが上値追いの展開となっており、
全体としては値下がり銘柄数が多い中で、健闘している銘柄も見られる一日でした。買われていた方、おめでとうございます!
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※内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切の責任を負いません。
投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。
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【執筆者(講師)情報】
中山まさかず
学生の頃より起業。2006年より株式投資を始める。
独自のテクニカル(チャート)とファンダメンタルズ(企業)分析による投資戦略、株式投資を行う上で必要なメンタルの保ち方などを情報発信し、これまで累計8000人以上の個人投資家へ向けてセミナーを開催。
2017年には著書も出版し、その後3回の重版。
資産運用の会社も経営する傍ら、スタートアップ企業への投融資も行う。