-
◆エヌビディアの決算を熟して米市場上昇
2024.11.22 マーケットニュース -
いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【相場概況】
◆きのうの日米株価指数終値
日経平均株価 38,026.17 -326.17
TOPIX 2,682.81 -15.48
グロース250 635.64 +4.48
NYダウ 43,870.35 +461.88
ナスダック総合 18,972.42 +6.28
S&P500指数 5,948.71 +31.60きのうの米国市場は3指数揃って上昇となりました。
きのう発表された16日の週の週間の新規失業保険申請件数や10月の中古住宅
販売件数が市場予想よりも良好な結果を受けて、幅広い銘柄が買われ、ダウは
上げ幅を拡大し2日続伸しました。一方でグーグルやアマゾン、テスラなど主力株の一角が下げ、ハイテク株の比率が高い
ナスダックは朝方マイナス圏に沈む場面もありましたが、ソフトウエア関連や半導体関連
などが上昇したことで、ナスダックも取引終盤にかけてプラス圏に持ち直しました。セクター別では、公益、金融、生活必需品、工業、素材などが上昇しています。
個別銘柄では、ソフトウェアのUiパースやデーダドッグがそれぞれ+6%の上昇となり、
半導体もマイクロンテクノロジーやラムリサーチ、アプライドマテリアルズ、KLAなどが
上昇。ダウ採用銘柄では、ゴールドマンサックス、新規採用となった塗料のシャーウィン・ウィリアムズ、
ホームセンターのホームデポ、顧客情報管理のセールスホース、重機のキャタピラーなどが
上昇し指数を押し上げ。さらに量子コンピュータ関連が再度盛り返してきており、クオンタムコンピューティングが30%の
大幅高となったことに加え、ウェイ・ブクオンタムも+17%の上昇、IonQも13.5%、リゲッティ
も10%弱の上昇となりました。(日本市場)
きのうの日経平均株価は326円安と続落し、38,026円で大引けを迎えました。
前日の米市場ではダウが反発、、ナスダックはエヌビディアの決算待ちで様子見姿勢が
強く、地政学リスクの高まりなどから小幅安となりました。取引終了後に発表されたエヌビディアの8ー10月期決算は、売上利益ともに市場予想を
上回る結果となりましたが、期待先行で買われていただけに時間外取引では小幅に下落。この反応を受けて、日本市場でも半導体関連が売られ、東京エレクトロンや、アドバンテスト
などHOYAなどが売られたことで日経平均の重しとなりました。プライム市場の売買代金は概算で3.7兆円と前日とほぼ同水準。
値上がり銘柄は731銘柄(44%)、値下がり銘柄は851銘柄(51%)と若干ながら
値下がり銘柄数の多い一日でした。業種別ではわずか3業種が値上がりとなり、値上がりしたのは非鉄金属、銀行、繊維製品。
値下がり上位は鉱業、精密機器、小売、陸運などでした。個別銘柄では、6月初旬にエントリーとなったエムアップHDが、前週に2Q決算と同時に
上方修正を発表したことが好感され上昇が継続しており、年初来高値を更新!(エムアップHD)
また6月下旬にエントリーとなったバリューHRも押し目を作りながら上昇が継続しており、再び
年初来&上場来高値を更新!(バリューHR)
さらに9月半ばにエントリーとなったゼンショーHDも先週発表の好決算と商品の値上げが
好感され再び年初来高値を更新!(ゼンショーHD)
買われていた方、おめでとうございます!
全体相場が弱い中でも、個別で見れば力強い動きをしている銘柄もあり、国内の政局や、
地政学リスクなどの影響の少ないものを中心に再び上値を追ってくる展開になるものと
思われます。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆マナカブ公式ブログ
https://manakabu.com/news/◆X(Twitter)
https://twitter.com/manakabu◆Facebook
https://www.facebook.com/manakabucom━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
※内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切の責任を負いません。
投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。
-
【執筆者(講師)情報】
中山まさかず
学生の頃より起業。2006年より株式投資を始める。
独自のテクニカル(チャート)とファンダメンタルズ(企業)分析による投資戦略、株式投資を行う上で必要なメンタルの保ち方などを情報発信し、これまで累計8000人以上の個人投資家へ向けてセミナーを開催。
2017年には著書も出版し、その後3回の重版。
資産運用の会社も経営する傍ら、スタートアップ企業への投融資も行う。