Marketマーケットニュース

いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。

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【相場概況】

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価　38,134.97 -307.03
TOPIX　2,665.34 -24.21
グロース250　633.97 -1.50
NYダウ　44,722.06 -138.25
ナスダック総合　19,060.49 -113.81
S&P500指数　5,998.74 -22.89

きのうの米国市場は3指数揃って下落となりました。

23日の週の新規失業保険申請件数が市場予想を下回って労働市場の底堅さを示し、
FRBがインフレの指標として注視している10月のPCE（個人消費支出）の前月比は
予想を上回る伸びとなったものの個人所得も予想を上回る伸びとなったことで経済動向は
良好と捉えられ、朝方は景気敏感株を中心に買い優勢でスタート。

ダウは初の45000ドル台に一時達する場面も見られましたが、前日まで連日で最高値を
更新していたことや28日は感謝祭の祝日で休場となることもあって徐々に利益確定の売りが
出始めて6日ぶりの反落。ナスダックも5日ぶりに反落して取引を終えました。

セクター別では、不動産、ヘルスケア、金融などが上昇した一方で、情報技術、一般
消費財、資本財などが下げました。

個別銘柄では、牧瀬温ソーラー+14.8％、ソーラーエッジ+8.5％、ジンコソーラー+3.4％、
カナディアンソーラー+2.6％、エンファースエナジー+2.6％とグリーンエネルギー関連が
トランプトレードの巻き戻しからそろって上昇。

またビットコインが前日9万ドル手前まで下落していたところから、安値を拾う動きがでて、
+5％弱の96000ドルまで上昇したことからビットコインを大量保有するマイクロストラテジーを
はじめ、ビットデジタル、ライオットなどマイニング関連がそろって2桁％の上昇。
ビットファームズ、マラソンデジタル、クリーンスパーク、コインベースなども上昇。

一方で、決算を発表したパソコン大手のデルが▲12％安と急落。
パソコン事業が低迷し、サーバー関連の伸びは予想の範囲内で、これまで好業績を先取りして
上昇きてこともあって投資家は売りで反応。

同業のＨＰも利益見通しが市場予想に届かなかったことで▲11％安と急落し、半導体
株などにも売りが波及しました。

（日本市場）

きのうの日経平均株価は307円安と続落し、38,134円で大引けを迎えました。

米市場では3指数揃って上昇し、ダウ、S&P500が史上最高値を更新する中、
日本市場ではトランプ次期大統領の関税発言が尾を引いており、この日も軟調な
地合いとなりました。

また為替相場では1ドル＝152円台前半まで円高が進行したことも外需関連の
重しとなりました。

プライム市場の売買代金は概算で4.2兆円弱。
値上がり銘柄は270銘柄（16％）、値下がり銘柄は1354銘柄（82％）と
大型から中小型株まで幅広い銘柄が売られる一日でした。

業種別ではわずか8業種が値上がりとなり、値上がり上位はその他製品、医薬品、
サービスなど。

値下がり上位は輸送用機器、海運、非鉄金属、卸売などでした。

個別銘柄では、7月末にエントリーとなったダイドーGHD前日に発表した3Q決算で
通期計画を超過して着地となったことが好感され年初来高値を更新！

（ダイドーGHD）

また6月初旬にエントリーとなったエムアップHDも決算と同時に上方修正したことを
きっかけに足元で上値追いが顕著となっており、こちらも年初来高値を更新！

（エムアップHD）

さらに前日に引き続き、9月初旬にエントリーとなった長谷工コーポレーションも
小幅ながら上値追いの展開となりました。

（長谷工コーポレーション）

今週はトランプ次期大統領による米国発の貿易戦争再燃が意識されて、ほぼ
全面安の展開となっており、落ち着きどころを探る一週間となりそうです。

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