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◆GPIFによる日本株への投資比率引き上げ大幅高
2024.12.04 マーケットニュース -
いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。
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【相場概況】
◆きのうの日米株価指数終値
日経平均株価 39,248.86 +735.84
TOPIX 2,753.58 +38.86
グロース250 646.75 +5.03
NYダウ 44,705.53 -76.47
ナスダック総合 19,480.91 +76.96
S&P500指数 6,049.88 +2.73きのうの米国市場はダウは続落、ナスダックは続伸し連日での高値更新と
指数まちまちの展開でした。朝方、10月の米雇用動態調査(通称JOLTS求人件数)が公表され、747.5万件の
予想に対して、774.4万件と市場予想を大きく上回りました。この結果から、今週末に発表される11月の米雇用統計も想定よりも強い内容となれば
今後のFRBの利下げペースが鈍るとの見方から金利が上昇。景気敏感株などが売られ、ダウは小幅ながらマイナス圏での推移となりました。
一方で、ハイテク株の一角が引き続き堅調に推移し、ナスダックは続伸し、連日で最高値を
更新しました。セクター別ではコミュニケーションサービス、情報技術、一般消費財が上昇。
値下がりは公益、金融、資本財、不動産などでした。個別銘柄では、ソフトウェア関連の一角が強く、クラウドサービスが米政府の認証を取得
したことが材料視されパランティアが+7%弱の上昇となったのをはじめ、データストレージ、
ロブロックス、データドッグなどが上昇。また、時価総額の大きいところでは利益見通しの上方修正と自社株買いを発表した
通信のAT&Tが+4.5%高となりました。主力ハイテク株も堅調で、メタやアップル、アマゾンが上昇したほか、TSMC、マイクロン
テクノロジー、ASML、アプライドマテリアルズ、エヌビディアなど半導体関連もしっかりでした。(日本市場)
きのうの日経平均株価は735円高と大幅続伸し、39,248円で大引けを迎えました。
約3週間ぶりに終値で39000円台を回復することになった日経平均株価ですが、
前日の米国市場でダウ、S&P500に後れを取っていたナスダックがハイテクや半導体関連が
けん引し、最高値を更新したこと、国内最大の年金ファンドGPIFが日本株への投資ウェイトを
引き上げるとの観測なども手伝って朝から買い優勢の展開でスタート。その後、為替相場で149円台にあったドル円が朝方急落するも午後から再び150円まで
上昇したことで後場には上げ幅をさらに拡大させ、一時900円超の上昇となる場面も
みられました。プライム市場の売買代金は概算で約5.1兆円。
値上がり銘柄は1338銘柄(81%)、値下がり銘柄は268銘柄(16%)と8割以上の銘柄が
上昇し、ほぼ全面高の一日でした。業種別では29業種が上昇となり、値上がり上位は海運、非鉄金属、卸売、電気機器など。
値下がり上位は電気ガス、空運、鉱業などでした。個別銘柄では、9月半ばにエントリーとなったTKCが押し目を付けて上値追いを鮮明化させて
おり、年初来高値&上場来高値を更新!(TKC)
また7月末にエントリーとなったダイドーGHDが+2.3%の上昇となり5連騰し、連日で年初来
高値を更新!(ダイドーGHD)
さらには5月半ばにエントリーとなったニッコンHDも高値もみ合いの中で一段高し年初来&
上場来高値を更新!(ニッコンHD)
その他、東宝、セーレン、東レ、東映、長谷工コーポレーション、ダイセキ環境S,エムアップHD
なども年高更新、上場来高値を更新!
指数の押し上げがセンチメントを改善させ、多くの銘柄が明日以降のさらなる上昇へ期待の
持てる展開となりました。買われた方、おめでとうございます!
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※内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切の責任を負いません。
投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。
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【執筆者(講師)情報】
中山まさかず
学生の頃より起業。2006年より株式投資を始める。
独自のテクニカル(チャート)とファンダメンタルズ(企業)分析による投資戦略、株式投資を行う上で必要なメンタルの保ち方などを情報発信し、これまで累計8000人以上の個人投資家へ向けてセミナーを開催。
2017年には著書も出版し、その後3回の重版。
資産運用の会社も経営する傍ら、スタートアップ企業への投融資も行う。