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◆セールスフォース好決算が追い風となり米株上昇!
2024.12.05 マーケットニュース -
いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。
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【相場概況】
◆きのうの日米株価指数終値
日経平均株価 39,276.39 +27.53
TOPIX 2,740.60 -12.98
グロース250 638.08 -8.67
NYダウ 45,014.04 +308.51
ナスダック総合 19,735.12 +254.21
S&P500指数 6,086.49 +36.61きのうの米国市場は、3指数揃って上昇、ナスダックは連日での最高値更新となりました。
ダウも終値ベースで初の45000ドル超えとなり最高値更新となりました。前日に決算発表を迎えた顧客管理サービスのセールスフォースが、市場予想を上回る内容と
なったことが好感され同社株が+11%高となったことをきっかけに、ほかのIT支援サービスを
手掛けているところや半導体関連などが上昇し、指数を押し上げました。またこの日に発表された11月のISM非製造業景況指数が52.1となり、事前予想の55.5を
下回ったことやニューヨークタイムズ紙主催のイベントでパウエルFRB議長の講演があり、
この講演も無事にイベント通過となったことも安心感を誘い、終始買い優勢の展開となりました。セクター別では情報技術、一般消費財、コミュニケーションサービスなどが上昇。
一方でエネルギー、素材、金融などが下落しました。個別銘柄では、好決算を発表したセールスフォースが大幅高となったほか、サービスナウや
オラクル、アドビ、ドキュサインなどをはじめユニティソフトウェア、データドッグ、
Uiパス、パロアルトネットワークスなど幅広いソフトウェア関連に買いが広がりました。またビットコインが98000ドルまで上昇しており、いつ10万ドルを超えてもおかしくない
状況にあることから、大量保有のマイクロストラテジーをはじめ、コインベース、
ビットデジタル、ビットファームズ、ライオット、クリーンスパーク、マラソンHDなど
取引所やマイニング関連銘柄も強い動きがみられました。一方で、パウエル議長が今後の利上げに関して慎重になる可能性があることを示唆したこと
もあって、金利の高止まりから住宅華憐のレナーやDRホートン、ホームデポなどは値下がり
しました。(日本市場)
きのうの日経平均株価は27円高と小幅ながら3日続伸となり、39,276円で大引けを迎えました。
朝方は前日の大幅高のおかげで39000円に回復したこともあり、利益確定売りも出やすく、
前場マイナス圏に沈む場面もみられましたが、前日の米市場ではダウは小幅マイナスとなった
ものの、ハイテク株や半導体関連が堅調に推移したことでナスダックが最高値を更新したことが
安心感にもつながり、小幅ですが続伸となりました。一方で、TOPIXとグロース250は下落して大引けを迎えました。
プライム市場の売買代金は概算で約4.3兆円。
値上がり銘柄は326銘柄(19%)、値下がり銘柄は1280銘柄(77%)と指数の上昇
とは裏腹に8割近い銘柄が値下がりとなりました。業種別では9業種が上昇となり、値上がり上位は小売、その他製品、石油石炭など。
値下がり上位は銀行、電気ガス、金属製品、陸運などでした。個別銘柄では、10月末にエントリーとなったホシザキが足元で上昇の勢いを強めており、
+2.5%高で年初来&上場来高値を更新!(ホシザキ)
また4月下旬にエントリーとなった東レが続伸し年初来高値を更新!
(東レ)
さらには9月半ばにエントリーとなったゼンショーHDも小幅ながら続伸となり、連日での
年初来&上場来高値を更新!(ゼンショーHD)
その他、ダイドーGHD、ニッコンHD、すかいらーくHD、丸井グループ、吉野家HD、しまむら、
コメダHDなどが上昇し、全体相場が弱い中でもしっかりとした銘柄が多い一日でした。買われた方、おめでとうございます!
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※内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切の責任を負いません。
投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。
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【執筆者(講師)情報】
中山まさかず
学生の頃より起業。2006年より株式投資を始める。
独自のテクニカル(チャート)とファンダメンタルズ(企業)分析による投資戦略、株式投資を行う上で必要なメンタルの保ち方などを情報発信し、これまで累計8000人以上の個人投資家へ向けてセミナーを開催。
2017年には著書も出版し、その後3回の重版。
資産運用の会社も経営する傍ら、スタートアップ企業への投融資も行う。