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◆ビットコインの上昇で量子コンピュータ動意付く
2024.12.09 マーケットニュース -
いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。
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【相場概況】
◆きのうの日米株価指数終値
日経平均株価 39,091.17 -304.43
TOPIX 2,727.22 -15.02
グロース250 634.03 -4.69
NYダウ 44,642.52 -123.19
ナスダック総合 19,859.77 +159.05
S&P500指数 6,090.27 +15.16先週末の米国市場はダウは続落、ナスダックは上昇と指数まちまちの動きでした。
11月の米雇用統計では非農業部門雇用者数は22.7万人増と、市場予想の20万人増を
上回る結果となった一方で、失業率は4.2%に上昇。この結果を受けて、12月のFOMCでの追加利下げ期待が高まり、寄り付き後上昇。
その後、数人のFRB高官が利下げに慎重な姿勢を示したことや、ダウ採用のユナイテッドヘルス
の下落が重しとなり、ダウは続落となりました。ナスダックはオンライン署名のドッキュサインが第3四半期決算を発表し、1株利益が予想を
上回ったことに加え、通期業績の上方修正を発表し+28%の大幅高。化粧品小売りのアルタ・ビューティも第3四半期決算と同時に通期業績の上方修正を
発表し、これを受けて上昇したことでナスダックは堅調な展開となりました。その他個別銘柄では、EVのテスラがバンカメなどからの目標株価引き上げを好感し、
5%超の上昇。またビットコインが初の10万ドル乗せとなり、その後も高値圏での推移が続いていることから
コインベースをはじめビットフフ、ビットファームズ、ビットデジタル、クリーンスパーク、マラHDなど
関連銘柄が軒並み上昇。さらにビットコインとの連動性の高い量子コンピュータ関連のリゲッティが+37%の大幅高
となったほか、ウェーブクオンタム、クアンタムコンピューティング、クアンタムコーポなども揃って
大幅高となりました。一方で、医療保険大手のユナイテッドヘルスの幹部がNYで銃撃されたことを受けて、
センチメントが悪化し、同社株は▲5%の下落となったほか、マキセオンソーラー、
フューエルセルエナジー、ファーストソーラーなどクリーンエネルギー関連の一角が下落しました。(日本市場)
先週末の日経平均株価は304円安と5日ぶり反落となり、39,091円で大引けを迎えました。
11月の米雇用統計を控えていることや為替相場でドル円が149円台に突っ込む場面なども
みられ買い手掛かり材料が少ない中、週末ということもあって持ち高調整売りも重なって、
反落となりました。日経平均株価は一時39000円を割り込む場面も見られましたが、大引けにかけて
やや下げ幅を縮小させ、39000円台はキープする格好でした。プライム市場の売買代金は概算で約3.5兆円。
値上がり銘柄は677銘柄(41%)、値下がり銘柄は905銘柄(55%)でした。業種別では8業種が上昇となり、値上がり上位は空運、電気ガス、精密機器など。
値下がり上位は非鉄金属、その他製品、保険などでした。個別銘柄では、9月半ばにエントリーとなったゼンショーHDが高値もみ合いの中、頭一つ
上抜けし、再び年初来&上場来高値を更新!(ゼンショーHD)
また9月初旬にエントリーとなったセーレンも上値追いの動きを強めてこちらも年初来&上場来
高値更新!(セーレン)
さらに10月末にエントリーとなったホシザキがこの日も陰線こそつけたものの連日で上値追いが
続いており、連日での年初来&上場来高値を更新!(ホシザキ)
その他、吉野家HD、丸井G、しまむら、三陽商会、すかいらーく、四国銀行、TKC、
キーパー技研などが騰勢を強める展開で大型株主導で下げた日経平均とは真逆の展開で
好調な銘柄が多い一日でした。買われた方、おめでとうございます!
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※内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切の責任を負いません。
投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。
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【執筆者(講師)情報】
中山まさかず
学生の頃より起業。2006年より株式投資を始める。
独自のテクニカル(チャート)とファンダメンタルズ(企業)分析による投資戦略、株式投資を行う上で必要なメンタルの保ち方などを情報発信し、これまで累計8000人以上の個人投資家へ向けてセミナーを開催。
2017年には著書も出版し、その後3回の重版。
資産運用の会社も経営する傍ら、スタートアップ企業への投融資も行う。