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◆NYダウ46年ぶりの9日続落
2024.12.18 マーケットニュース -
いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。
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【相場概況】
◆きのうの日米株価指数終値
日経平均株価 39,364.68 -92.81
TOPIX 2,728.20 -10.13
グロース250 635.44 -2.83
NYダウ 43,449.90 -267.58
ナスダック総合 20,109.06 -64.83
S&P500指数 6,050.61 -23.47きのうの米国市場は3指数揃って下落となりました。
18日のFOMCの結果を控えて、市場では0.25%の追加利下げが実施されるとの観測が
強いものの、この日に発表された11月の小売売上高が前月比で0.4%の伸びに対して、
0.7%の伸びとなりました。これを受けて、インフレ鈍化のペースが緩やかになり来年以降の利下げペースがより慎重に
なるのでは?との見方も台頭し、持ち高調整の売りが出やすい一日でした。
ダウは9日連続安となり、これは1978年以来46年ぶり。個別銘柄では、ソーラエッジが+16%高となったほか、サンノヴァエナジー、マキセオン
ソーラー、エンファースエナジーなどクリーンエネルギー関連が上昇。またEVのテスラは続伸が続いていてこの日も+3.6%の上昇で連日での上場来高値を更新。
トランプ政権になった後の米中対立に関して不透明感はあるものの来年からの中国の
景気刺激策への期待もありピンドゥ、パイドゥ、JDコムなど中国関連株も揃って上昇
となりました。一方で、前日まで大幅高を記録していたブロードコムは反落し▲4%弱の下落となったほか、
ソフトウェアのマーベルテクノロジーをはじめ、クラウドストライク、パランティア
などが下落。ダウ採用では医療保険のユナイテッドヘルスが連日の大幅安となったほか、ゴールドマン
サックス、セールスフォース、エヌビディア、ハネウェルなどが下落しダウの足を
引っ張る展開でした。(日本市場)
きのうの日経平均株価は92円安と小幅ながら3日続落となり、39,364円で大引けを
迎えました。為替相場でドル円が154円台の円安に振れたことで朝方は300円を超える上げ幅を見せて
いた日経平均株価ですが、17.18日に予定されているFOMC、そして18.19日には
日銀会合を控えていることもあって、買いは続かず徐々に上げ幅を縮小させていき、
後場にはマイナス圏へと沈む展開となりました。4万円を目前にして、この2つのイベントを無事通過できるかがカギとなります。
プライム市場の売買代金は概算で約4.3兆円。
値上がり銘柄は546柄(33%)、値下がり銘柄は1032銘柄(62%)と6割の銘柄が
値下がり。業種別ではわずか6業種のみが上昇となり、値上がり上位はその他製品、情報通信、
精密機器など。値下がり上位は証券、石油石炭、保険、非鉄金属などでした。個別銘柄では、6月下旬にエントリーとなったバンダイナムコHDが引き続き逆行高で
続伸となり、+2.2%の上昇で連日で年初来高値を更新!(バンダイナムコHD)
また7月下旬にエントリーとなった東映も陰線こそ引いたものの足元で再び上値追いが
鮮明化してきており、再び年初来&上場来高値を更新!(東映)
その他、フランスベッド、柿安本店、電通総研などが上値追いの動きとなりました。
買われた方、おめでとうございます!━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。
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【執筆者(講師)情報】
中山まさかず
学生の頃より起業。2006年より株式投資を始める。
独自のテクニカル(チャート)とファンダメンタルズ(企業)分析による投資戦略、株式投資を行う上で必要なメンタルの保ち方などを情報発信し、これまで累計8000人以上の個人投資家へ向けてセミナーを開催。
2017年には著書も出版し、その後3回の重版。
資産運用の会社も経営する傍ら、スタートアップ企業への投融資も行う。