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◆久しぶりの米3指数上昇、半導体買われる
2024.12.24 マーケットニュース -
いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。
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【相場概況】
◆きのうの日米株価指数終値
日経平均株価 39,161.34 +459.44
TOPIX 2,726.74 +24.75
グロース250 630.16 +5.27
NYダウ 42,906.95 +66.69
ナスダック総合 19,764.89 +192.29
S&P500指数 5,974.07 +43.22きのうの米国市場は3指数揃って上昇となりました。
朝方発表された12月のコンファレンスボード(消費者信頼感指数)は市場予想を
下回る結果となったことから、景気敏感株を中心に売られ、ダウはマイナス圏でのスタート。ダウの下げは一時300ドルを超える場面も見られましたが、半導体関連が買われたことで
ナスダックがプラス圏で堅調に推移していたこともあって、徐々に取引終盤になって、
下げ幅を縮小させ、ダウも最終的にプラス圏に浮上し、小幅ながら続伸となりました。セクター別ではコミュニケーションサービス、情報通信、ヘルスケアなどが上昇し、生活
必需品、素材、資本財などが下げました。個別銘柄ではマキセオンソーラー、フューエルセルエナジー、ジンコソーラー、ファースト
ソーラーなどクリーンエネルギー関連が上昇したほか、ブロードコム、台湾TSMC、
AMD、エヌビディア、クアルコム、インテル、KLA、ラムリサーチ、STマイクロ、アプライド
マテリアルズ、ASMLなどの半導体関連が買われ、SOX(半導体指数)はこの日、
+3%超の大幅高。その他、アマゾン、アップル、グーグル、メタ、テスラなど主力どころも上昇した一方で、
半導体設計のアームとのライセンス契約を巡る訴訟で敗訴したアームは▲4%の下落
となりました。(日本市場)
週明けの日経平均株価は459円高で7日ぶりの反発、39,161円で大引けを迎えました。
先週末の米国市場では、過度なインフレ警戒感が和らぎ、3指数揃って上昇して帰ってきた
ことや、欧米の海外勢がクリスマス休暇に入ることから売り圧力も乏しく、前週まで6日続落
していた値ごろ感など複数の要因が重なって、日経平均株価をはじめTOPIX、グロース250と
3指数揃って上昇となりました。序盤から高く始まった日経平均株価ですが、その後もプラス圏で安定的に推移し、引けに
かけて上げ幅を拡大していき、+1%超の上昇で高値引けとなりました。プライム市場の売買代金は概算で約3.5兆円と商い自体は4兆円割れでしたが、
休みに入っている海外勢もある中では膨らんだ方です。値上がり銘柄は1179柄(71%)、値下がり銘柄は408銘柄(24%)と7割の銘柄が
上昇。業種別では30業種が上昇となり、ほぼ全面高の展開で値上がり上位は電気ガス、
輸送用機器、サービス、卸売など。
値下がりしたのは海運、空運、鉄鋼のみでした。個別銘柄では、6月下旬にエントリーとなったダイセキ環境ソリューションが再び足元で
上値追いを強めてきており、年初来高値を更新!(ダイセキ環境ソリューション)
また11月下旬にエントリーとなったホーチキがこの日も上昇し3連騰で連日の年初来高値更新!
(ホーチキ)
その他、東邦銀行、ダイヘン、愛三工業、イトーキ、パナソニックHD、日本航空電子工業、
鹿島建設、リソルHD、早稲田アカデミーなどが上値を追う展開となりました。
買われていた方、おめでとうございます!━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切の責任を負いません。
投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。
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【執筆者(講師)情報】
中山まさかず
学生の頃より起業。2006年より株式投資を始める。
独自のテクニカル(チャート)とファンダメンタルズ(企業)分析による投資戦略、株式投資を行う上で必要なメンタルの保ち方などを情報発信し、これまで累計8000人以上の個人投資家へ向けてセミナーを開催。
2017年には著書も出版し、その後3回の重版。
資産運用の会社も経営する傍ら、スタートアップ企業への投融資も行う。