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Marketマーケットニュース

◆12月の米CPI、予想とほぼ一致の安心感から大幅高!

2025.01.16 マーケットニュース

いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。

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【相場概況】

 

◆きのうの日米株価指数終値

 

日経平均株価 38,474.30 -716.10
TOPIX 2,682.58 -31.54
グロース250 636.92 -7.80
NYダウ 43,221.55 +703.27
ナスダック総合 19,511.23 +466.84
S&P500指数 5,949.91 +107.00

 

きのうの米国市場はインフレの落ち着きが安心感を誘い、3指数揃って上昇
となりました。

 

きのうは12月の米PPIの発表に次いで12月の米CPI(消費者物価指数)が発表
され、結果が予想とほぼ一致、食品とエネルギーを除くコア指数の伸びにおいては、
市場予想を下回ったことから、インフレ加速と利下げペース鈍化に対する過度な
警戒感が和らぎ、4.8%近くあった米長期金利が4.6%台半ばまで低下。

 

このインフレ鈍化の結果に加えてイスラエルとイスラム組織ハマスがガザ地区での
戦闘停止で合意したと伝わったことも手伝って、ダウは+1.65%、ナスダックに
おいては+2.45%の大幅高となりました。

 

セクター別では生活必需品を除く10業種が上昇し、一般消費財、コミュニケーション
サービス、金融、などが大きく上昇。

 

個別銘柄では、EVのテスラが+8%の上昇となったほか、市場予想を上回る好決算を
発表したゴールドマン・サックスが+6%高でダウの上昇をけん引。
これをきっかけにJPモルガンやウェルズファーゴとシティなども揃って+6%超の
大幅高
となりました。

 

さらに一昨日まで一時9万ドルを割り込む動きとなっていたビットコインが急反発し、
再び10万ドルをうかがう展開となっていることから関連のライオット、ビットデジタル、
クリーンスパーク、コインベース、マイクロストラテジーなど暗号資産関連が上昇した
ほか、量子コンピュータ関連、主力の大手ハイテク株も軒並み上昇となりました。

 

 

 

(日本市場)

きのうの日経平均株価は29円安と5日続落となり、38,444円で大引けを
迎えました。

 

前日米市場では12月のPPI(生産者物価指数)が公表され、市場予想より
も伸びが落ち着いていたことからダウは上昇。

また前日まで日経平均株価は4日続落となっていたこともあり、自律反発の動きも
みられ、朝方はTOPIX、グロースともにプラスでのスタートとなりました。

 

しかし、米CPIやトランプ次期大統領の就任式のイベントが横たわっていることも
あり、買いの手は続かず後場に入るとマイナス圏へ沈む展開となりました。

 

プライム市場の売買代金は概算で3.8兆円。
値上がりは864銘柄(52%)、値下がりは705銘柄(42%)と売り買い拮抗
の一日でした。

 

業種別では22業種が値上がりし、値上がり上位は銀行、その他製品、水産農林など。
値下がり上位は医薬品、卸売、建設などでした。

 

個別銘柄では、昨年5月半ばにエントリーとなったジャムコが米ベインキャピタル系の
ファンドが1株1800円でTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表。
これを材料視した買いが膨らみ、1年来高値を更新!

 

(ジャムコ)

 

また同じく昨年5月半ばにエントリーとなったクリエイトレストランツHDが前日3Q
決算を発表し、良好な結果を受けて+12%弱の大幅高で1年来高値&
上場来高値を更新!

 

(クリレスHD)

 

その他、ベイカレントも好決算で+14%の逆行高となり、アゴーラHG、瑞光、SFP
などが指数の弱さに負けず力強い動きで上値を追う展開となりました。
買われていた方、おめでとうございます!

 

 

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※内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切の責任を負いません。
投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。


【執筆者(講師)情報】

ライター

中山まさかず

学生の頃より起業。2006年より株式投資を始める。
独自のテクニカル(チャート)とファンダメンタルズ(企業)分析による投資戦略、株式投資を行う上で必要なメンタルの保ち方などを情報発信し、これまで累計8000人以上の個人投資家へ向けてセミナーを開催。
2017年には著書も出版し、その後3回の重版。
資産運用の会社も経営する傍ら、スタートアップ企業への投融資も行う。

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