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◆米経済の見通しの明るさから米市場大幅高
2025.01.20 マーケットニュース -
いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。
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【相場概況】
◆きのうの日米株価指数終値
日経平均株価 38,451.46 -121.14
TOPIX 2,679.42 -8.89
グロース250 625.85 -4.01
NYダウ 43,487.83 +334.70
ナスダック総合 19,630.20 +291.91
S&P500指数 5,996.66 +59.32先週末の米国市場は堅調な経済指標やIMFによる米経済の見通しの明るさが
示され、3指数揃って上昇となりました。先週末に公表された12月の米住宅着工件数は予想132.5万件に対して、
149.9万件と高金利の中でも高い伸びを示したことに加え、IMF(国際通貨基金)
が17日に公表した世界経済見通しで米国の2025年の成長率を2.7%と前回
24年10月時点から引き上げたことが好感され、買い優勢の展開となりました。さらに週末にトランプ次期大統領と中国の習近平が電話会談し、貿易などに
ついて協議したことが報じられ、米中対立緩和を期待した買いも入った模様。セクター別では一般消費財、情報技術、コミュニケーションサービスなどが上昇し、
ヘルスケア、不動産は軟調でした。個別では米中対立緩和期待からJDコムが+10%の上昇となったことをはじめ、
ピンドゥ、アリババ、バイドゥなど中国関連株が上昇。またインテルは買収の標的になる可能性が報じられ、その期待感から+9%の上昇
となったほか、ビットコインが先週一時9万ドル割れまで売られたところから足元では
10.5万ドルまで再び買われる動きとなったことで、関連のマラソンデジタル、マイクロ
ストラテジー、クリーンスパーク、コインベース、ビットファームズなど関連銘柄も上昇。この日は半導体関連も堅調でエヌビディアをはじめ、マーベルテクノロジーズ、ブロードコム、
マイクロンテクノロジー、アプライドマテリアルズ、STマイクロ、テキサスインスツルメンツ、
AMD、スカイワークスなどが上昇。金融のゴールドマンサックス、JPモルガン、ウェルズファーゴ、モルガンスタンレー、
ブラックロックなども上昇しました。(日本市場)
先週末の日経平均株価は121円安と反落し、38,451円で大引けを迎えました。
前日に6日ぶりの反発となった日経平均ですが、週末、そして今週頭にはトランプ
大統領の就任式が控えていることもあって、前日の上昇分を吐き出す格好で
反落となりました。展開としては朝方から断続的に売りが出て、日経平均株価は一時500円超の
下げ幅を記録しますが、前引けあたりから徐々に下げ幅を縮小させ、大引けの
段階では121円安まで下げ幅を縮める展開。プライム市場の売買代金は概算で3.9兆円。
値上がりは688銘柄(41%)、値下がりは890銘柄(54%)と若干ですが、
値下がり銘柄数の多い一日でした。業種別では10業種が値上がりし、値上がり上位は証券、鉄鋼、石油石炭など。
値下がり上位はその他製品、保険、輸送用機器などでした。個別銘柄では、1年来高値を更新する銘柄はありませんでしたが、
ダイドーグループが+5%高、オークマ、北洋銀行、ゲオHDなど一部の銘柄で
も5%弱の上昇など上値を試す動きがみられました。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。
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【執筆者(講師)情報】
中山まさかず
学生の頃より起業。2006年より株式投資を始める。
独自のテクニカル(チャート)とファンダメンタルズ(企業)分析による投資戦略、株式投資を行う上で必要なメンタルの保ち方などを情報発信し、これまで累計8000人以上の個人投資家へ向けてセミナーを開催。
2017年には著書も出版し、その後3回の重版。
資産運用の会社も経営する傍ら、スタートアップ企業への投融資も行う。