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◆ラムリサーチの好決算でほかの半導体関連も買われる
2025.01.31 マーケットニュース -
いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。
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【相場概況】
◆きのうの日米株価指数終値
日経平均株価 39,513.97 +99.19
TOPIX 2,781.93 +6.34
グロース250 652.60 -3.39
NYダウ 44,882.13 +168.61
ナスダック総合 19,681.75 +49.43
S&P500指数 6,071.17 +31.86きのうの米国市場は好決算企業が買われたことで3指数揃って反発となりました。
米国では決算発表が本格化してきてますが、一部の主力株に決算を好感した
買いが集まり指数を押し上げました。FOMCを無事通過し、長期金利の低下を支えに徐々に買いが広がり
ダウは昨年12月以来、約8週間ぶりに45000ドル台に乗せる場面もみられ、
終盤にトランプ大統領がカナダとメキシコに25%の関税をかけると改めて
強調したことから3指数は上げ幅を縮小、一時的にマイナス圏に沈む展開と
なりましたが、取引終盤にかけて持ち直し3指数とも反発となりました。セクター別では、10業種が上昇しほぼ全面高。
値下がりしたのは情報技術のみでした。個別銘柄では、利益が市場予想を上回ったことや強気の見通しを
好感した買いでIBMが+13%の大幅高となり、1銘柄でダウを182ドル押し上げ。その他、ダウ採用銘柄では航空機大手のボーイングやナイキも上昇。
一方で、前日夕発表の四半期決算で示した売上高見通しが市場予想に届かず、
マイクロソフトは▲6%超の下落、重機大手のキャタピラーやセールスフォース、
アップルなども売られました。また半導体チップ製造装置のラムリサーチも売上利益ともに市場予想を上回る
決算結果となったことから、+7.5%の上昇。これがきっかけでブロードコム、KLA、マイクロンテクノロジー、英アーム、
アプライドマテリアルズなどの半導体関連も軒並み上昇しました。(日本市場)
きのうの日経平均株価は99円高と小幅続伸し、39,513円で大引けを迎えました。
前日の米市場ではFOMCで政策金利は据え置きとなったものの、今後の金融政策
では慎重な利下げとなる見方もあることから、為替相場でやや円高が進行。一方で半導体関連の好決算を受けて、日本市場でもアドバンテスト、
東京エレクトロンが続伸し、この2銘柄だけで120円弱の日経平均を押し上げ。
逆に英アームに出資をするソフトバンクGが値を下げ、指数の押し下げとなりました。プライム市場の売買代金は概算で4.5兆円と前日とほぼ同じ大商い。
値上がりは1093銘柄(66%)、値下がりは492銘柄(30%)と値下がりの
倍の銘柄が上昇しました。業種別では24業種が値上がりし、値上がり上位はゴム製品、その他製品、空運など。
値下がり上位は精密機器、その他金融、不動産などでした。個別銘柄では、昨年5月初旬にエントリーとなった電通総研が+5%弱の大幅高
となり、昨年7月以来の1年来高値&上場来高値を更新!(電通総研)
また前日に引き続き、同じく昨年5月初旬にエントリーとなったニッコンHDが続伸し、
連日の1年来高値、上場来高値を更新!(ニッコンHD)
さらには昨年5月半ばにエントリーとなったクリエイトレストランツHDも足元で
上値追いが継続しており、こちらも1年来高値、上場来高値更新となりました!(クリエイトレストランツHD)
その他、セイコーG、バンダイナムコHD、東宝、図研、愛三工業なども1年来
高値を更新!ゲオHD、早稲田アカデミー、北洋銀行、伊藤忠食品、ほくほくフィナンシャル、
すかいらーくHD、SFP、小森コーポレーション、武蔵野銀行、山陰合同銀行、
四国銀行、千葉銀行、シグマクシスHD、寿スピリッツ、日本道路、東邦銀行、
などたくさんの銘柄が上値追いの展開となりました。買われていた方、おめでとうございます!
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【執筆者(講師)情報】
中山まさかず
学生の頃より起業。2006年より株式投資を始める。
独自のテクニカル(チャート)とファンダメンタルズ(企業)分析による投資戦略、株式投資を行う上で必要なメンタルの保ち方などを情報発信し、これまで累計8000人以上の個人投資家へ向けてセミナーを開催。
2017年には著書も出版し、その後3回の重版。
資産運用の会社も経営する傍ら、スタートアップ企業への投融資も行う。