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◆企業決算、金利低下を背景に米株上昇
2025.02.05 マーケットニュース -
いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。
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【相場概況】
◆きのうの日米株価指数終値
日経平均株価 38,798.37 +278.28
TOPIX 2,738.02 +17.63
グロース250 647.80 +5.65
NYダウ 44,556.04 +134.13
ナスダック総合 19,654.02 +262.06
S&P500指数 6,037.88 +43.31きのうの米国市場は、3指数揃って上昇となりました。
前日にトランプ政権によるカナダとメキシコに対する追加関税が延期され、
米市場は下げ幅を縮小させて取引を終えていましたが、この日は、
日本の取引時間中に中国からの輸入品に10%の関税を実施を表明。中国も即座に報復関税を発表し、米中貿易戦争再燃への警戒感から
朝方ダウは下げて始まりましたが、好決算銘柄を中心に買いが入ったこと
や、12月のJOLTS求人件数が市場予想を下回ったことで米長期金利が
低下したことも株式相場の追い風となり買い優勢となりました。セクター別ではエネルギー、コミュニケーションサービス、情報技術、一般消費財
などが上昇。個別銘柄ではソフトウェア関連のパランティアが売上利益ともに市場予想を
上回る好決算を発表し、+24%の大幅高で上場来高値を更新。これを受けて、ロブロックスやクラウドストライク、データドッグ、Uiパスなど
ほかのソフトウェア関連も上昇。その他、アルミ大手アルコア、同関連のサザンカッパー、USスチールなど
資源関連も上昇し、Deep Seekショックからの立ち直りで半導体の一角
も堅調でした。一方、慎重な先行き見通しを示すとともに従業員の削減を発表した
化粧品のエスティローダーが▲16%安と急落。
決算は好調だったものの通期見通しが市場予想を下回った製薬の
メルクや、決済サービスのペイパルは下落。売上高が市場予想を
下回った飲料のペプシコなどが下げました。(日本市場)
きのうの日経平均株価は278円高と反発し、38,798円で大引けを迎えました。
トランプ大統領がカナダとメキシコに対しての追加関税を1か月間延期するとの
報道があり、警戒感が和らいだことで米市場は3指数マイナスとなったものの、
朝方から取引終盤にかけて下げ幅を縮小して帰ってきたことや、前日の日本市場
が大幅安となったこともあって、自律反発の動きもあって、3指数揃って反発と
なりました。プライム市場の売買代金は概算で4.9兆円と前日には劣るものの大商い。
値上がりは858銘柄(52%)、値下がりは721銘柄(43%)と指数の反発
の割には値上がり銘柄数は約半分でした。業種別では21業種が値上がりし、値上がり上位は非鉄金属、繊維製品、電気機器など。
値下がり上位は空運、水産農林、石油石炭などでした。個別銘柄では前日に引き続き、昨年10月半ばにエントリーとなった寿スピリッツが
窓を開けて続伸し、連日で1年来高値を更新、さらに上場来高値を更新!(寿スピリッツ)
また昨年4月下旬にエントリーとなった東レも上値追いが継続しており、再び
1年来高値を更新!(東レ)
さらには昨年6月下旬にエントリーとなったバンダイナムコHDが陰線こそ引いたものお
高値もみ合いの中、こちらも1年来高値&上場来高値を更新!(バンダイナムコHD)
その他、電通総研、東宝、愛三工業、KDDIなども新高値更新となったほか、
サカタインクス、図研、アイシン、黒崎播磨、USS、豊田合成、セガサミーHD、
小森コーポレーション、ほくほくフィナンシャルなど多くの銘柄が上値追いの展開
となりました。買われていた方、おめでとうございます!
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※内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切の責任を負いません。
投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。
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【執筆者(講師)情報】
中山まさかず
学生の頃より起業。2006年より株式投資を始める。
独自のテクニカル(チャート)とファンダメンタルズ(企業)分析による投資戦略、株式投資を行う上で必要なメンタルの保ち方などを情報発信し、これまで累計8000人以上の個人投資家へ向けてセミナーを開催。
2017年には著書も出版し、その後3回の重版。
資産運用の会社も経営する傍ら、スタートアップ企業への投融資も行う。