-
◆トランプ関税警戒で米指数まちまち
2025.02.12 マーケットニュース -
いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【相場概況】
◆きのうの日米株価指数終値
日経平均株価 休場
TOPIX 休場
グロース250 休場
NYダウ 44,593.65 +123.24
ナスダック総合 19,643.86 -70.41
S&P500指数 6,068.50 +2.06きのうの米国市場は、ダウは続伸、ナスダックは反落とまちまちの展開でした。
朝方はダウ、ナスダックともにトランプ関税による世界経済への影響への警戒感
もくすぶり、小幅マイナスでのスタートとなりましたが、好決算企業が相場の支えと
なりました。加えてパウエルFRB議長が11日の上院での議会証言で金融政策について
「スタンスの調整を急ぐ必要はない」との見解を改めて示し、利下げに対して
慎重な姿勢を見せたものの、特段新しい見解、コメントはなく無事通過捉えられ、
これも安心感につながり、ダウは上昇。ただ、金利が上昇していることから割高感が意識されやすいナスダックは反落
となりました。セクター別では生活必需品、エネルギー、不動産などが上昇する一方で、
一般消費財、ヘルスケア、コミュニケーションサービスなどが下落しました。個別銘柄では、好決算を発表したコカコーラが+5%弱の大幅高となり、
アナリストが投資判断を新規に「買い」としたIBMや、iPhoneの人工知能
(AI)機能の開発でアリババと提携し中国市場での展開を計画していると
報じられたアップルもに買いが入りダウを押し上げ。一方で中国のEVメーカーのBYDがDeepSeekのAI機能を活用した自動運転
システムを発表、その後これに追随するかのように欧州のステランティス傘下の
中国EVのリープモーターが新型EV車の価格を2万ドル(約300万円)に
引き下げたことを受けて、中国市場で苦戦するテスラにとって競争力低下に
つながるとの懸念から▲6%超の下落となりました。(日本市場)
きのうは建国記念日のため休場でした。
休場前の10日に上昇した個別銘柄では昨年8月下旬にエントリーとなったテクノプロHDが
2Q決算を発表し、好決算を好感して窓を開けて上昇。一気に1年来高値を更新!(テクノプロHD)
また昨年5月初旬にエントリーとなった電通総研が上値追い継続で+3%高で
1年来高値&上場来高値を更新!(電通総研)
さらには昨年10月初旬にエントリーとなったギフトHDが続伸し、再び1年来高値
&上場来高値を更新!(ギフトHD)
その他、ライト工業も連日で上場来高値となり、日本農薬、力の源HD、JCU、
すかいらーくHD、千葉銀行、丸一鋼管、シグマクシスHD、リソルHD、帝国電機製作所、
パナソニックHD、SFP、アークスなど多くの銘柄が上値追いの展開となりました。買われていた方、おめでとうございます!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆マナカブ公式ブログ
https://manakabu.com/news/◆X(Twitter)
https://twitter.com/manakabu◆Facebook
https://www.facebook.com/manakabucom━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
※内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切の責任を負いません。
投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。
-
【執筆者(講師)情報】
中山まさかず
学生の頃より起業。2006年より株式投資を始める。
独自のテクニカル(チャート)とファンダメンタルズ(企業)分析による投資戦略、株式投資を行う上で必要なメンタルの保ち方などを情報発信し、これまで累計8000人以上の個人投資家へ向けてセミナーを開催。
2017年には著書も出版し、その後3回の重版。
資産運用の会社も経営する傍ら、スタートアップ企業への投融資も行う。