Marketマーケットニュース

いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。

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【相場概況】

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価　38,256.17 +113.80
TOPIX　2,736.25 +19.85
グロース250　668.56 -0.18
NYダウ　43,239.50 -193.62
ナスダック総合　18,544.42 -530.84
S&P500指数　5,861.57 -94.49

きのうの米国市場は、3指数揃って下落、半導体関連を中心に売り込まれ
ナスダックは▲3％弱の下落となりました。

朝方発表された週間の新規失業保険申請件数が予想22.1万件に対して、
24.2万件と上回ったことや、トランプ大統領が発動を延期していたカナダと
メキシコへの２５％の関税について3月4日から課す方針を示し、中国に対しても
同日から10％の追加関税を課すと表明したことからセンチメントが悪化。

米長期金利は4.2％台まで下がったものの、この金利低下は株売り債券買い
によるリスクアセットから安全資産への資金シフトから生じているもので、株価の
支えにはならず、取引終盤にかけて朝方プラス圏で推移していたダウもナスダック
とともに取引終盤にかけて下げ幅を拡大させる展開となりました。

セクター別では金融、エネルギー、不動産が上昇した一方で、情報技術、公益、
コミュニケーションサービス、一般消費財などが売られましたが、全面安の展開
ではありませんでした。

個別銘柄では、保険のトラベラーズカンパニー、バークシャーハサウェイ、マクドナルド、
スターバックスなどディフェンシブが買われた一方で、半導体、AI関連絡みの下げが
大きく、データセンターのスーパーマイクロコンピュータは前日＋12％上昇から一転、
▲15％超の下落。

そして前日期待と不安が交錯する中で決算を迎えたエヌビディアも▲8.5％安と
なり、これをきっかけにマーベルテクノロジー、ブロードコム、アプライド
マテリアルズ、TSMC、ASML、STマイクロ、ラムリサーチ、アーム、マイクロン
テクノロジー、KLAなど主要な半導体関連が総じて下落し、SOX（半導体指数）は
▲6％の下げとなりました。

主力ハイテク株も軟調でアマゾンが▲2.6％安をはじめ、マイクロソフト、
アップルも軟調でした。

（日本市場）

きのうの日経平均株価は113円高と3日ぶりに反発となり、38,256円で大引けを
迎えました。

前日までエヌビディアの決算を前に半導体関連に警戒感が出ていましたが、
大きなサプライズとまではいかなかったものの、市場予想を上回る決算を発表し、
無事イベントを通過できたことが安心につながり、日本市場でも前日大きく
売られていた東京エレクトロン、ソフトバンクGが下げ止まり小幅反発。

日経平均株価はザラバ中乱高下し、一時マイナス圏へ沈む場面もみられましたが、
38000円割れ目前で下げ止まりをみせ、引けにかけて再び買われプラス圏回復
となりました。

プライム市場の売買代金は概算で4.3兆円。
値上がり銘柄は1222（74％）、値下がり銘柄は380（23％）と7割を超える
銘柄が上昇しました。

業種別では27業種が値上がりとなり、値上がり上位は非鉄金属、保険、
輸送用機器、その他製品など。
値下がり上位は小売り、空運、医薬品などでした。

個別銘柄では、昨年5月初旬にエントリーとなったニッコンHDが高値もみ合いの中、
+2.5％の上昇となり、再び1年来高値＆上場来高値を更新！

（ニッコンHD）

また昨年12月初旬にエントリーとなったダイフクも決算発表後から上値追いが
継続しており、1年来高値を更新！

（ダイフク）

その他、千葉銀行、豊田自動織機、バンダイナムコHD、ほくほくフィナンシャルG、
東宝、丸井グループ、東邦銀行、全国保証、バローHD、明和地所、リソルHD、
柿安本店、阿波銀行、ヤマウラ、愛三工業などが上値を追う展開となりました。

買われていた方、おめでとうございます！

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