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Marketマーケットニュース

◆関税発動で米市場続落、金融株が大きく売られる

2025.03.05 マーケットニュース

いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。

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【相場概況】

 

◆きのうの日米株価指数終値

 

日経平均株価 37,331.18 -454.29
TOPIX 2,710.18 -19.38
グロース250 646.46 -11.84
NYダウ 42,520.99 -670.25
ナスダック総合 18,285.16 -65.03
S&P500指数 5,778.15 -71.57

 

きのうの米国市場は関税発動による景気の先行き不安から3指数揃って
続落となりました。

 

4日から予定通りカナダ、メキシコへの25%、中国製品への追加関税を2倍の
20%に引き上げる措置を発動され、景気や企業業績への懸念から小売や
金融といった銘柄を中心に売り注文が広がる展開となりました。

 

これに対し、中国とカナダは報復措置を実施、メキシコも同様の報復措置をとる
予定で、これを受けてダウは一時800ドル超の下落となりました。

 

ただ取引時間中ではハイテク株の一角に買いが入りダウは下げ幅を縮小し、
ナスダックはプラスに転じる場面がありましたが、終盤にかけて再び売りが優勢となり、
3指数揃って続落しました。
SOX(半導体指数)は+0.6%でわずかながら反発しました。

 

セクター別では情報技術のみが+0.01%のプラスで、残り10業種は値下がり。
値下がり上位は金融、資本財、生活必需品などでした。

 

個別銘柄では、米国で1000億ドル(約15兆円)の追加投資を行うと
発表した半導体受託生産世界最大手のTSMCが+4%の逆行高。

 

輸出規制強化や貿易戦争への警戒感から半導体関連銘柄の多くが序盤は
軟調でしたが、複数のアナリストが強気スタンスを維持したエヌビディアに買いが
入ったことで他の半導体関連銘柄に買いが広がり、これがナスダックをけん引。

 

また10万ドルを超えていたビットコインが2月下旬には8万ドル割れまで下落して
いましたが、きのうは9万ドル手前まで反発し下げ止まりをみせつつあることから、
関連のマイクロストラテジー、ビットデジタル、ビットファームズ、コインベース、マラソン
デジタルなどが買われました。

 

一方で、景気減速による個人消費の鈍化懸念からディスカウントストアのターゲット
や百貨店大手のメイシーズが売られたほか、景気減速による延滞の増加も懸念され
クレジットカードのアメックス、やビザをはじめ、バンカメ、シティ、モルガンスタンレー、
ウェルズファーゴ、ゴールドマンサックス、JPモルガンなどの金融株が軒並み大幅安
となり、金融セクターは▲3.5%と他セクターに比べても大きな下落となりました。

 

 

(日本市場)

きのうの日経平均株価は454円安と反落し、37,331円で大引けを迎えました。

 

週明けの米市場ではトランプ政権による4日からのカナダ、メキシコへの25%関税賦課の
実施、加えて米国半導体の対中輸出規制強化がネガティブ材料となり、半導体関連
を中心に売り込まれ、ダウ、ナスダックともに大幅安で帰ってきたことが日本市場でも
売り材料となりました。

 

日経平均は寄り付いた後、徐々に下げ幅を拡大させていき一時800円を超える下げ幅
を記録し、37000円を割る場面も。

ただその後は、押し目を拾う動きも見られ、後場から引けにかけて下げ幅を縮小させ
37000円台をキープする形となりました。

 

プライム市場の売買代金は概算で4.8兆円。
値上がり銘柄は513(31%)、値下がり銘柄は1069(65%)と前日とは一変し、
7割近い銘柄が下落となりました。

 

業種別では10業種が値上がりし、値上がり上位は機械、空運、繊維製品など。
値下がり上位は非鉄金属、証券、鉱業、輸送用機器などでした。

 

個別銘柄では、昨年8月半ばにエントリーとなった帝国電機製作所が+2%超の
逆行高で再び1年来高値を更新!

 

(帝国電機製作所)

 

また昨年5月初旬にエントリーとなったニッコンHDも高値もみ合いの中、逆行高で
こちらも再び1年来高値を更新!

 

(ニッコンHD)

 

さらに昨年11月下旬にエントリーとなった鹿島建設も足元で上値追いが継続しており、
逆行高で1年来高値&上場来高値更新!

 

(鹿島建設)

 

その他、アークス、柿安本店、ヤマウラ、リコーリース、阿波銀行、TAKARA&CO、
加藤産業、トレジャーファクトリー、すかいらーくHDなど地合いの悪い中、内需関連を
中心に逆行高する銘柄も散見される一日でした。

 

買われていた方、おめでとうございます!

 

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※内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切の責任を負いません。
投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。


【執筆者(講師)情報】

ライター

中山まさかず

学生の頃より起業。2006年より株式投資を始める。
独自のテクニカル(チャート)とファンダメンタルズ(企業)分析による投資戦略、株式投資を行う上で必要なメンタルの保ち方などを情報発信し、これまで累計8000人以上の個人投資家へ向けてセミナーを開催。
2017年には著書も出版し、その後3回の重版。
資産運用の会社も経営する傍ら、スタートアップ企業への投融資も行う。

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