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◆米市場大幅反落、下げは過去最大クラス
2025.03.11 マーケットニュース -
いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。
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【相場概況】
◆きのうの日米株価指数終値
日経平均株価 37,028.27 +141.10
TOPIX 2,700.76 -7.83
グロース250 638.98 +7.97
NYダウ 41,911.71 -890.01
ナスダック総合 17,468.32 -727.90
S&P500指数 5,614.56 -155.64週明けの米国市場はダウが▲2%安、ナスダックは▲4%安とS&P500含め、3指数
揃って大幅反落となりました。トランプ政権の追加関税に対し、中国が報復関税を発動し、カナダの次期首相が
対抗姿勢を鮮明にするなどで「貿易戦争」への警戒感が高まる中、トランプ大統領が
FOXニュースのインタビューで景気後退の可能性に対して質問に、それを明確に
否定しなかったことからセンチメントの悪化を招き、指数は下げ幅を拡大しました。セクター別では、公益、エネルギーのみが上昇し、情報技術、一般消費財、
コミュニケーションサービス、金融、素材などが大きく下落しました。個別銘柄では、中国やドイツなどで販売の落ち込みが報じられ、アナリストが
目標株価を引き下げたテスラが▲15%超の大幅安となったほか、アップルやメタ、
グーグル、マイクロソフト、エヌビディアなどマグニフィセントセブンと言われる
主力のハイテク株も揃って大幅安。ゴールドマン・サックスやJPモルガンなどの金融株の下落が目立ち、アメックス、
ウォルマート、ナイキ、アマゾンなどの消費関連株、ボーイングやキャタピラーなどの
景気敏感株も軒並み下落となりました。(日本市場)
週明けの日経平均株価は141円高と小幅反発し、37,028円で大引けを迎えました。
週末の米市場では2月の米雇用統計が若干弱めの内容となったものの上昇して
帰ってきましたが、3月19日に日米のFOMC、日銀会合と金融政策イベントを控えて
いることや関税の景気へ影響が不透明ということもあって、売り買い交錯し朝方は
プラス圏とマイナス圏を往来する展開でのスタートとなりました。その後、売りが落ち着いてくると37000円の節目での押し目買いも入るようになり、
前引け前あたりから終始プラス圏での推移となりました。プライム市場の売買代金は概算で4.2兆円弱。
値上がり銘柄は656(40%)、値下がり銘柄は928(56%)と若干値下がり銘柄数
の多い一日でした。業種別では14業種が値上がりし、値上がり上位は鉱業、精密機器、輸送用機器など。
値下がり上位はその他製品、鉄鋼、銀行、保険などでした。個別銘柄では、昨年11月下旬にエントリーとなった阿波銀行が上値追い継続となり、
昨年来高値を更新!(阿波銀行)
また昨年12月下旬にエントリーとなった大倉工業も足元で上値追いが継続しており、
昨年来高値を更新!(大倉工業)
さらに昨年5月初旬にエントリーとなったニッコンHDも上値追いが続き高値もみ合いの中、
昨年来高値&上場来高値更新!(ニッコンHD)
その他、IDEC、極東貿易、住友ゴム工業、トピー工業、すかいらーくHD、
アークスなどが上昇となりました。買われていた方、おめでとうございます!
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投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。
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【執筆者(講師)情報】
中山まさかず
学生の頃より起業。2006年より株式投資を始める。
独自のテクニカル(チャート)とファンダメンタルズ(企業)分析による投資戦略、株式投資を行う上で必要なメンタルの保ち方などを情報発信し、これまで累計8000人以上の個人投資家へ向けてセミナーを開催。
2017年には著書も出版し、その後3回の重版。
資産運用の会社も経営する傍ら、スタートアップ企業への投融資も行う。