Marketマーケットニュース

いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。

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【相場概況】

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価　36,793.11 -235.16
TOPIX　2,670.72 -30.04
グロース250　641.46 +2.48
NYダウ　41,433.48 -478.23
ナスダック総合　17,436.10 -32.22
S&P500指数　5,572.07 -42.49

きのうの米国市場は3指数揃って続落、ナスダックよりもダウの下げが大きい一日
でした。

前日の景気後退よりも関税強化の姿勢を見せたトランプ大統領は、この日も
カナダから輸入する鉄鋼・アルミニウム製品にかける追加関税を25%から50%に
引き上げると表明。

カナダが米国の追加関税の報復措置として米国に供給する電力料金の引き上
げを発表したことによる報復への報復措置で、貿易戦争突入への警戒感から
ダウの下げ幅は一時700ドルを超える場面がありました。

ただその後、カナダによる米国向け電力料金の上乗せ措置の一時停止や、
トランプ大統領がカナダに対する追加関税の上乗せを撤回する可能性を示唆
し、関税政策を巡る対立姿勢がやや緩和されたとの見方から下げ幅を縮める展開
となりました。

ナスダックは取引時間中、プラス転換する場面もありましたが、買いは続かず、
再び取引終盤にかけてマイナス圏へ沈む展開となりました。

セクター別では11業種すべてが下落、特に資本財、生活必需品、ヘルスケア
の下げが目立ち、これまで相場の足かせとなっていた情報技術、コミュニケーション
サービスの下落は▲1％未満でした。

個別銘柄では、EVのテスラが足元の暴落から自律反発し、+4％の上昇。

またクラウドストライクが+7％弱の上昇となったことをはじめ、ドキュサイン、
パロアルトネットワークス、パランティア、ロブロックス、セールスフォースなど
ソフトウェア関連が上昇。

マイクロンテクノロジーやブロードコム、エヌビディアなど半導体の一角にも買いが
入りました。

一方で関税による景気後退懸念から百貨店大手のコールズが▲24％の
大幅安となったほか、デルタ航空、ウォルトディズニー、リゾートホテルのマリオット
インターナショナルやラスベガスサンズ、ウィンリゾーツなど消費、娯楽関連が下げました。

（日本市場）

きのうの日経平均株価は235円安と反落し、36,793円で大引けを迎えました。

きのうの米市場ではダウが▲2％安、ナスダックにおいては▲4％安と米市場が
総崩れしたことで日本市場も朝方から売り優勢の展開でスタートし、日経平均
株価は時間経過とともに下げ幅を拡大し、一時1000円超の下落となり、
36000円を割り込むところまで売られました。

しかし、36000円を割り込んだところでは逆張り的な買いも入るようになり、後場に
なると徐々にその下げ幅を縮小させ、マイナスではあるものの高値引けで取引終了
となりました。

プライム市場の売買代金は概算で5.5兆円弱と久しぶりに5兆円を超える大商い。
値上がり銘柄は418（25％）、値下がり銘柄は1176（71％）と7割の銘柄が
値下がりしましたが朝方から比べると値上がり銘柄が増えて値下がりが減る展開
となっています。

業種別ではわずか5業種が値上がりし、値上がり上位は小売り、倉庫運輸、鉱業など。
値下がり上位は証券、非鉄金属、サービス、建設などでした。

個別銘柄では、昨年9月初旬にエントリーとなったすかいらーくHDが需給面で踏み上げ
相場となっていることも手伝って逆行高となり、昨年来高値＆上場来高値を更新！

（すかいらーくHD）

またきのうに続き昨年5月初旬にエントリーとなったニッコンHDも逆行高で上値追いとなり、
昨年来高値＆上場来高値更新！

（ニッコンHD）

その他、ライフコーポレーション、日立建機、大倉工業、東邦銀行、クリエイト
レストランツHD、力の源HD、吉野家HD、トリドールHDなどが上昇となりました。

買われていた方、おめでとうございます！

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