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◆FOMCを控え、米市場3日ぶり反落
2025.03.19 マーケットニュース -
いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。
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【相場概況】
◆きのうの日米株価指数終値
日経平均株価 37,845.42 +448.90
TOPIX 2,783.56 +35.44
グロース250 665.87 +1.77
NYダウ 41,581.31 -260.32
ナスダック総合 17,504.12 -304.54
S&P500指数 5,614.66 -60.46きのうの米国市場は3指数揃って反落となりました。
翌日にFOMCの結果を控えていることから持ち高調整の売りが出てダウ、ナスダック
ともに反落となりました。3月のFOMCでは利下げはなく、政策金利の据え置きとの観測が大勢を占めて
いますが、FOMCメンバーによる政策金利見通しとパウエルFRB議長の記者会見が
控えていることもあって、そちらが注目されます。またこの日発表された2月の米輸入物価指数の伸びが市場予想を上回ったこと
を受けてハト派期待が後退したことも相場の重石となり、主要指数は3日ぶりに
反落しました。セクター別ではエネルギーとヘルスケアが上昇した一方、コミュニケーションサービス、
一般消費財、情報技術などが大きく下げました。個別銘柄では、新日鉄による買収の思惑で錯綜するUSスチールが+4%の上昇。
また通信のベライゾン、保険のユナイテッドヘルス、日用品のジョンソン&ジョンソン、
医薬品のノボノルディスク、アムジェンなどのディフェンシブ銘柄が上昇したほか、
フリーポートマクモラン、バリックゴールドなど産金関連も堅調でした。一方で、アナリストによる目標株価の引き下げでテスラは▲5%超の下落。
ソフトウェアのパランティアやオラクル、ビットコイン関連のマイクロンテクノロジー、
コインベース、半導体のエヌビディア、マーベルテクノロジー、ブロードコムなどは
軟調でした。(日本市場)
きのうの日経平均株価は448円高と3日続伸し、37,845円で大引けを迎えました。
前日の米市場が3指数揃って上昇して帰ってきたことや、為替相場でドル円が
149円台後半まで円安が進んだこと、国内の長期金利が高止まりして落ち着いている
ことなどから終始プラス圏での堅調な展開となりました。プライム市場の売買代金は概算で4.6兆円。
値上がり銘柄は1287(78%)、値下がり銘柄は297(18%)と8割近い銘柄が
上昇となりました。業種別では31業種が値上がりとなるほぼ全面高の展開で、値上がり上位は保険、
銀行、卸売、輸送用機器など。
値下がり上位は電気ガス、その他製品のみでした。個別銘柄では、昨年8月下旬にエントリーとなった愛三工業が高値もみ合いの中、
+4%超の上昇でまたまた昨年来高値&上場来高値を更新!(愛三工業)
また昨年12月初旬にエントリーとなったほくほくフィナンシャルも日銀による追加利上げ観測の
高まりから上値を伸ばし、こちらも昨年来高値を更新!(ほくほくフィナンシャル)
さらには昨年4月半ばにエントリーとなった東宝が押し目を作りながらも上昇トレンドが
継続し、ここにきて再び昨年来高値&上場来高値を更新!(東宝)
その他、阿波銀行、百五銀行、ニッコンHD、加藤産業、大倉工業、きんでん、
丸井グループ、すかいらーくHDなども昨年来高値を更新となりました。買われていた方、おめでとうございます!
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【執筆者(講師)情報】
中山まさかず
学生の頃より起業。2006年より株式投資を始める。
独自のテクニカル(チャート)とファンダメンタルズ(企業)分析による投資戦略、株式投資を行う上で必要なメンタルの保ち方などを情報発信し、これまで累計8000人以上の個人投資家へ向けてセミナーを開催。
2017年には著書も出版し、その後3回の重版。
資産運用の会社も経営する傍ら、スタートアップ企業への投融資も行う。