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◆米市場小幅続伸!相互関税緩和の思惑で
2025.03.26 マーケットニュース -
いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。
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【相場概況】
◆きのうの日米株価指数終値
日経平均株価 37,780.54 +172.05
TOPIX 2,797.52 +6.64
グロース250 671.72 +6.15
NYダウ 42,587.50 +4.18
ナスダック総合 18,271.86 +83.27
S&P500指数 5,776.65 +9.08きのうの米国市場は3指数小幅続伸となりました。
前日にトランプ政権による相互関税に関して対象国を絞る可能性に言及した
ことから貿易戦争への過度な警戒感が後退し、ナスダックを中心に買われる
展開となりました。ただまだ約束されたものではなく、朝令暮改となることも多分にあるため積極的
な買いは入らず、3指数ともに小幅高で終始しました。セクター別では、コミュニケーションサービス、一般消費財、金融、エネルギー
などが堅調。
一方で公益、ヘルスケア、不動産などが軟調でした。個別銘柄では、足元で大きく売り込まれて下げていたテスラが底打ちの兆しで
+3.5%高。またこの日は産金関連が強く、ニューゴールド、フリーポートマクモラン、バリックゴールド、
ニューモントなどが揃って上昇。クラウドワークス、パロアルトネットワークス、データストレージ、セールスフォース、
データドッグなどソフトウェア関連も上昇し、アップル、アマゾン、グーグル、メタ、
マイクロソフトの主力ハイテク株も総じて上昇しました。(日本市場)
きのうの日経平均株価は172円高と反発し、37,780円で大引けを迎えました。
週明けの米市場で、トランプ政権が相互関税の限定的な措置を講じることが報じられ、
貿易戦争への過度な警戒感が和らぎ、米市場が3指数揃って上昇して帰ってきたことを
受けて日本市場も朝方から買い優勢の展開となりました。日経平均株価は朝方一時38100円を超える場面も見られましたが、38000円に達した
ことで目先の利益確定売りが出てくるようになり、上げ幅を縮小。終日プラス圏ではあったものの積極的な買いは続きませんでした。
プライム市場の売買代金は概算で3.9兆円と4兆円割れ。
値上がり銘柄は1008(61%)、値下がり銘柄は562(34%)と値下がり銘柄数
に対してほぼ倍の銘柄が上昇となりました。業種別では27業種が値上がりとなり、値上がり上位は精密機器、不動産、繊維製品、
ガラス土石など。
値下がり上位は銀行、電気ガス、水産農林などでした。個別銘柄では、昨年11月下旬にエントリーとなった日本道路が足元上値追いが継続して
おり、昨年来高値を更新!(日本道路)
また昨年8月下旬にエントリーとなった東宝が足元で押し目からの再上値追いで再び
昨年来高値&上場来高値を更新!(東宝)
さらには昨年8月下旬にエントリーとなった愛三工業も連日の上値追い継続で
昨年来高値&上場来高値を更新!(愛三工業)
その他、SUBARU、ヒューリック、ゲオHD、リコーリース、SRSHD、エムアップHD、
日本農薬、加藤産業、東邦銀行、ライフコーポ、豊田合成、バローHD、東プレ、
トレジャーファクトリー、スズケン、トヨタ紡織、塩野義製薬、三井不動産、IDOM
などが上値追いとなりました。買われていた方、おめでとうございます!
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投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。
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【執筆者(講師)情報】
中山まさかず
学生の頃より起業。2006年より株式投資を始める。
独自のテクニカル(チャート)とファンダメンタルズ(企業)分析による投資戦略、株式投資を行う上で必要なメンタルの保ち方などを情報発信し、これまで累計8000人以上の個人投資家へ向けてセミナーを開催。
2017年には著書も出版し、その後3回の重版。
資産運用の会社も経営する傍ら、スタートアップ企業への投融資も行う。