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◆良好な企業決算に支えられ、ダウ6日続伸!
2025.04.30 マーケットニュース -
いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。
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【相場概況】
◆きのうの日米株価指数終値
日経平均株価 休場
TOPIX 休場
グロース250 休場
NYダウ 40,527.62 +300.03
ナスダック総合 17,461.32 +95.19
S&P500指数 5,560.83 +32.08きのうの米国市場は、引き続き貿易摩擦への警戒感が和らいだことや良好な企業決算
に支えられ3指数揃って上昇となりました。トランプ政権が自動車及び自動車部品関税の負担軽減措置を表明したことが
好感され米市場は堅調なスタートとなり、この日発表された3月のJOLTS求人件数や
4月のコンファレンスボード(米消費者信頼感指数)はともに市場予想を下回る弱い
内容だったものの、今月に入りFRBのウォラー理事がトランプ政権が高関税を維持した
場合に早期利下げを支持していることもあって、米長期金利は低下。これも株価の支援材料となって、ダウは6日続伸、ナスダックは反発して取引終了しました。
セクター別ではエネルギー以外の10業種が上昇し、上昇率上位は金融、素材、生活
必需品など。個別銘柄ではコングロマリットのハネウェルが第1四半期(1ー3月期)決算を発表し、
売上、利益ともに市場予想を上回る好決算が好感され+5%超の大幅高となり、
塗料、コーティング製品のシャーウィンウィリアムズも同じく好決算で買われ、
ダウ指数をけん引。またノボノルディスクやファイザー、アストラゼネカ、アムジェン、メルクなどの
医薬品が好調だった一方で、半導体、ハイテク株はまちまちでした。(日本市場)
きのうは昭和の日の祝日で休場。
その前日、28日の日経平均株価は134円高と4日続伸し、35,839円で大引けを迎えました。先週末の米市場が貿易摩擦の緩和に加え、良好な経済指標、大手ハイテクの好決算など
が支えとなり、続伸で帰ってきたことから連休の谷間にあたる28日の日本市場では買いが
断続的に入る格好で日経平均株価は終始プラス圏での推移。一時は前場に36075円まで上昇する場面もみられ、今月初旬に大きく売り込まれた
ところから、早々に5000円の回復となりました。プライム市場の売買代金は概算で約4.7兆円と連休の谷間としては大商い。
値上がり銘柄は1107(67%)、値下がり銘柄は487(29%)と指数の上昇も
手伝って、値上がり銘柄が多い一日でした。業種別では27業種が上昇し、値上がり上位は輸送用機器、建設、銀行、小売など。
値下がり上位は繊維製品、証券、電気機器などでした。個別銘柄では昨年12月下旬にエントリーとなった豊田自動織機が非上場化(TOB)の
思惑が台頭し、年初来高値を更新!(豊田自動織機)
また3月半ばにエントリーとなったきんでんも週末に決算発表を迎え、今期見通しも増収増益、
さらに配当増額の発表が好感され窓を開けて上昇し、年初来高値&上場来高値を
更新!(きんでん)
さらに1月半ばにエントリーとなったTAKARA&Coも足元で上値追いが継続し、こちらも
再び年初来高値&上場来高値を更新!(TAKARA&Co)
その他、バローHD、鹿島建設、日本瓦斯、大倉工業などが年初来高値、上場来
高値を更新する展開となりました。買われていた方、おめでとうございます!
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投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。
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【執筆者(講師)情報】
中山まさかず
学生の頃より起業。2006年より株式投資を始める。
独自のテクニカル(チャート)とファンダメンタルズ(企業)分析による投資戦略、株式投資を行う上で必要なメンタルの保ち方などを情報発信し、これまで累計8000人以上の個人投資家へ向けてセミナーを開催。
2017年には著書も出版し、その後3回の重版。
資産運用の会社も経営する傍ら、スタートアップ企業への投融資も行う。