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◆地政学リスクの後退で米市場反発!
2025.06.17 マーケットニュース -
いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。
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【相場概況】
◆きのうの日米株価指数終値
日経平均株価 38,311.33 +477.08
TOPIX 2,777.13 +20.66
グロース250 762.74 +10.22
NYダウ 42,515.09 +317.30
ナスダック総合 19,701.21 +294.39
S&P500指数 6,033.11 +56.14週明けの米国市場は、地政学リスクの交代により、3指数そろって
反発となりました。イスラエルとイランの軍事衝突を巡り、「イランが敵対的行為を止め、核開発計画
に関する協議の再開を模索している」と一部メディアで報じられたことや、イランが
サウジアラビア、カタール、オマーンの湾岸3カ国を通してトランプ大統領に停戦の
仲介を要請したことなどから中東の地政学リスクに対する警戒感が後退し、米市場は
揃って反発となりました。ダウは一時500ドル超の上昇を見せる場面もあり、地政学リスクの高まりで上昇
していた原油価格が一服したのも追い風となりました。セクター別では、コミュニケーションサービス、、情報技術、一般消費財、金融
などが上昇、一方で公益、ヘルスケア、エネルギーなどが下げました。個別銘柄では、アナリストが目標株価を引き上げた半導体のAMDが+8%超の
上昇となったことで、他の半導体関連にも買いが波及し、SOX(半導体株指数)
は+3%超の大幅高となりました。また百貨店大手のコールズやメイシーズも上昇し、ダウ採用銘柄ではゴールドマンサックス、
ナイキ、アメックス、シスコシステムズ、セールスフォース、JPモルガン、スリーエム
などが上昇し指数を押し上げました。一方、地政学リスクの後退からロッキードマーティン、ノースロップグラマンなどの
防衛関連は下落しました。(日本市場)
週明けの日経平均株価は477円高と反発し、38,311円で大引けを迎えました。
先週末の米市場では中東情勢緊迫化の影響で3指数揃って下げて帰ってきましたが、
日本市場では先週末の時点で米市場の下落をも織り込んで下げていたこともあって、
続落とはならず、反発となりました。また為替相場でもドル円が144円台まで回復していることも支援材料となりました。
プライム市場の売買代金は概算で約4.0兆円と通常運行。
値上がり銘柄は1132(69%)、値下がりは432(26%)と指数が反発したこともあって、
値上がり銘柄の方が多い一日でした。セクター別では26業種が値上がりし、上昇率上位卸売、非鉄金属、繊維製品など。
値下がり上位は石油石炭、精密機器、紙パルプなどでした。個別銘柄では5月初旬にエントリーとなったダスキンが+5%超の大幅高となり、
年初来高値を更新!(ダスキン)
また昨年9月半ばにエントリーとなった信越ポリマーも足元で上値追いが続き、こちらも
年初来高値を更新!(信越ポリマー)
さらに前日に引き続き3月半ばにエントリーとなったきんでんも上値追いが継続しており、
こちらも連日で年初来高値&上場来高値を更新!(きんでん)
その他、東急建設、理研ビタミン、横河電機なども年初来高値および上場来高値更新と
なってくれました。買われていた方、おめでとうございます!
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※内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切の責任を負いません。
投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。
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【執筆者(講師)情報】
中山まさかず
学生の頃より起業。2006年より株式投資を始める。
独自のテクニカル(チャート)とファンダメンタルズ(企業)分析による投資戦略、株式投資を行う上で必要なメンタルの保ち方などを情報発信し、これまで累計8000人以上の個人投資家へ向けてセミナーを開催。
2017年には著書も出版し、その後3回の重版。
資産運用の会社も経営する傍ら、スタートアップ企業への投融資も行う。