Marketマーケットニュース

いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。

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【相場概況】

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価　38,790.56 +436.47
TOPIX　2,781.35 +20.17
グロース250　756.77 +5.75
NYダウ　43,089.02 +507.24
ナスダック総合　19,912.53 +281.56
S&P500指数　6,092.18 +67.01

きのうの米国市場は、中東の停戦期待と半導体株が相場をけん引し、3指数揃って
大幅続伸となりました。

トランプ大統領が「イスラエルとイランが完全かつ全面的な停戦に合意」したと発表した後、
実際にもその両国が停戦を受け入れる姿勢を示したことからリスクオンの流れが続きました。

きのうは6月の米コンファレンスボード（消費者信頼感指数）が公表され、予想99.5に対して、
93.0と下回る結果となりましたが、この結果がむしろ7月の利下げの蓋然性が高まるという
見方から金利低下、株高の動きとなりました。

セクター別では情報技術、金融、コミュニケーションサービスなどが上昇率上位。
エネルギー、生活必需品が下落しました。

個別銘柄では中東停戦後、投資家のリスク選好の動きが強まり、ビットコインが上昇した
ことでクリーンスパーク、コインベース、ハット8、ライオット、ビットファームズなどの暗号資産関連
が軒並み上昇。

またアナリストが目標株価を引き上げた半導体のAMDが+7％近く上昇したことから他の半導体
関連にも買いが波及し、インテル、マーベルテクノロジー、マイクロンテクノロジー、アプライドマテリアルズ
、アーム、TSMC、ラムリサーチ、ASML、KLAなども軒並み上昇となり、SOX（半導体指数）は
+3.7％の上昇となりました。

一方で、地政学リスクの低下からノースロップグラマン、RTX、ロッキードマーティンなどの防衛関連
は揃って下落、バリックマイニング、ニューモント、ニューゴールドなどの産金関連もリスクオンの動き
から売られ、原油価格も下げたことでエクソンモービル、シェブロン、シェルなどのエネルギー関連も
下落となりました。

（日本市場）

きのうの日経平均株価は436円高と大幅反発し、38,790円で大引けを迎えました。

前日、米国がイランの3つの核施設を攻撃したのに対して、イラン側も報復としてカタールの
米軍基地をミサイル攻撃したとの報道がありましたが、被害は軽微なものにとどまったこと
から米市場が上昇。

その後、日本時間未明にトランプ大統領が「イスラエルとイランが停戦に間もなく合意する」
との声明を出したことから地政学リスクが急速に解消され、日本市場も大幅反発となりました。

ただ買い一巡後は実際の合意にこぎつけるか見極めたいとして上昇したところでは利益確定
売りも出て39000円手前では上値を抑えられる展開でした。

プライム市場の売買代金は概算で約4.2兆円。
値上がり銘柄は1044（64％）、値下がりは509（31％）と指数が大きく上昇したこともあって、
6割の銘柄が上昇となりました。

セクター別では20業種が値上がりし、値上がり上位は非鉄金属、空運、証券、その他製品など。
値下がり上位は鉱業、石油石炭、不動産などでした。

個別銘柄では5月下旬にエントリーとなった理研ビタミンが+3％超の上昇で早くも年初来を更新！

（理研ビタミン）

また昨年9月下旬にエントリーとなった塩野義製薬も上値追い継続で続伸し、こちらも
年初来高値を更新！

（塩野義製薬）

さらに前日に引き続き昨年4月初旬にエントリーとなった平和堂も足元で上値追いが
継続しており、こちらも年初来高値を更新！

（平和堂）

その他、アズビル、ライト工業が年初来高値および上場来高値更新となってくれました。

買われていた方、おめでとうございます！

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