Marketマーケットニュース

いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。

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【相場概況】

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価　41,171.32 +1,396.40
TOPIX　2,926.38 +90.19
グロース250　756.90 +13.83
NYダウ　45,010.29 +507.85
ナスダック総合　21,020.02 +127.33
S&P500指数　6,358.91 +49.29

きのうの米国市場は各国との貿易交渉進展への期待から3指数揃って上昇と
なりました。

日米が関税交渉で合意したことを受けて他国との交渉も進展するとの期待から
朝方から買い優勢でのスタート。

その後、EUとの交渉が合意に近いとの報道を受けて取引中盤から引けにかけて
上げ幅を拡大する展開で３指数揃って高値引けとなりました。
ダウは大幅高で続伸し、昨年12月4日に付けた最高値を上回る場面もみられ、
ナスダックやS&P500は最高値を更新となりました。

セクター別では、ヘルスケア、資本財、エネルギー、情報技術などが上昇。
公益と生活必需品は下落となりました。

個別銘柄では、石油掘削のベイカーヒューズが4-6月期決算を発表し、売上利益
ともに市場予想を上回ったことから+11％超の大幅高。

また医療関係のサーモフィッシャーも市場予想を上回る好決算を発表し、こちらも
+9％の上昇。

関税交渉に進展が見られたことでGMやフォードなどの自動車関連も上昇し、
前日利益確定売りに押されていた半導体関連の多くがこの日は買い直される
動きで反発しました。

（日本市場）

きのうの日経平均株価は1396円の大幅高となり、、41,171円で大引けを迎えました。

朝方トランプ大統領から日本と関税交渉で合意したと自身のSNSで発表。
合意内容は米国に入る日本の自動車にかかる関税は計15%、相互関税も
15%となることで、従前の25％関税から大きく緩和されたことが好感され、
自動車関連銘柄を中心に買いが入り、日経平均株価は一日で1000円超の
大幅高となりました。

もっとも先週末に参院選を迎えたばかりのこのタイミングで合意に至るとはマーケット
参加者の多くが想定していなかっただけに、関税の不透明感から空売りを仕掛けていた
投機筋のショートカバーも巻き込んでの大幅高となったと推測されます。

プライム市場の売買代金は概算で7.1兆円の大商い。
値上がり銘柄は1373（84％）、値下がり銘柄は231（14％）と8割超の銘柄が
上昇となりました。

業種別では33業種すべてが値上がりとなり、値上がり率上位は輸送用機器、銀行、
金属製品、精密機器など。

個別銘柄では2月半ばにエントリーとなった日立建機が、+6.5％の上昇で年初来高値を更新！

（日立建機）

また昨年12月初旬にエントリーとなった豊田合成も関税緩和を好材料視して、
＋5％超の大幅高でこちらも年初来高値を更新！

（豊田合成）

さらに5月下旬にエントリーとなった横河電機ももともと堅調に上値追いを続けて
いましたが、今回の関税緩和を材料に一段高となり、こちらも年初来高値を更新！

（横河電機）

その他、霞ヶ関キャピタル、イワキポンプ、レスター、三井金属鉱業、SRSホールディングス、
スズケン、トーカロ、しまむら、ゲンキードラッグ、マツキヨココカラ、理研ビタミンなどが
年初来高値および上場来高値更新となりました。

買われていた方、おめでとうございます！

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