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◆米中貿易摩擦懸念後退でダウ、ナス最高値更新!日経平均株価も5万円突破!
2025.10.28 マーケットニュース -

いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。
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【相場概況】
◆きのうの日米株価指数終値
日経平均株価 50,512.32 +1,212.67
TOPIX 3,325.05 +55.60
グロース250 734.94 +6.20
NYダウ 47,544.59 +337.47
ナスダック総合 23,637.46 +432.59
S&P500指数 6,875.16 +83.47週明けの米国市場は、米中摩擦の激化懸念が和らいだことを好感し、3指数揃って
続伸し、ダウ、ナスダックともに連日で最高値更新となりました。ベッセント米財務長官が中国がレアアースの輸出規制強化を1年間延期するとの
見通しを述べたうえで米国が11月1日に発動するとしていた中国に対する100%の
追加関税を見送る方針を示したことから貿易を巡る米中摩擦の激化懸念が後退。加えて今週のFOMCでの利下げが確実視されていることも買い安心感につながり、
これも追い風となって連日で最高値更新となりました。セクター別ではコミュニケーションサービス、情報通信、一般消費財、資本財などが上昇。
一方で素材、生活必需品などが下げました。個別銘柄では半導体チップ大手のクアルコムが主力のスマートフォン向け以外への
事業多角化を進め、急成長するAIインフラ市場への進出データセンター向けの
人工知能(AI)半導体チップ2種を発表。これを受けて+11%超の上昇。またスーパーマイクロコンピューターやマーベルテクノロジー、アーム、ラムリサーチ、
インテル、エヌビディア、KLAなど中国への輸出規制への懸念が和らいだ半導体関連が
軒並み上昇。テスラ、グーグル、メタ、アップル、マイクロソフト、アマゾンなどの主力ハイテク株も
揃って上昇し、指数を押し上げました。(日本市場)
週明けの日経平均株価は1212円高と大幅続伸し、50,512円で大引けを迎えました。
初の5万円乗せで日経平均株価は最高値更新となり、TOPIXも初の3300ポイントを
超えてこちらも最高値更新となりました。高市ラリーの継続と為替相場でドル円が153円まで一時円安が進行したこと、トランプ
大統領が本日より来日し、高市首相との初会談が予定されていることなどが期待と
なって、寄り付きより500円以上の上昇でスタートした日経平均株価はそこからも断続的に
買い注文が入る格好で5万円を突破しても一服感なくそのまま50500円まで上昇する
展開となりました。プライム市場の売買代金は概算で6.1兆円。
値上がり銘柄は1418(87%)、値下がり銘柄は166(10%)と指数の上昇も手伝って
9割近い銘柄が値上がりとなりました。業種別では33業種すべてが上昇となり、値上がり上位は非鉄金属、精密機器、証券、
情報通信などでした。個別銘柄では7月下旬にエントリーとなったHOYAが+5%超の上昇となり、年初来高値
&上場来高値を更新!
(HOYA)
また6月半ばにエントリーとなったカナデビアも上値追い継続でこちらも年初来高値を更新!

(カナデビア)
さらに同じく6月下旬にエントリーとなった三井金属も高値もみ合いの中、一段高し、
こちらも年初来高値&上場来高値を更新!
(三井金属)
その他、エントリーとなった銘柄ではマクセル、日立建機、東亜合成、鹿島建設、
トヨタ、タクマ、大倉工業、TDK、ファーストリテイリング、ビジネスエンジニアリング、
電通総研、トーカロ、横河電機、三井物産、大気社、セーレン、豊田合成、
野村マイクロサイエンス、旭有機材、セイコーG、ユアサ商事、ドウシシャ、デンソー、
ノリタケ、ニッスイ、ザ・パック、戸田建設などまだまだありますが、30銘柄以上が
年初来高値および上場来高値更新となりました。買われていた方、おめでとうございます!
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※内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切の責任を負いません。
投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。
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【執筆者(講師)情報】

中山まさかず
学生の頃より起業。2006年より株式投資を始める。
独自のテクニカル(チャート)とファンダメンタルズ(企業)分析による投資戦略、株式投資を行う上で必要なメンタルの保ち方などを情報発信し、これまで累計30000人以上の個人投資家へ向けてセミナーを開催。
2017年には著書も出版し、その後3回の重版。
資産運用の会社も経営する傍ら、スタートアップ企業への投融資も行う。

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