Marketマーケットニュース

いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。

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【相場概況】

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価　51,307.65 +1,088.47
TOPIX　3,278.24 -7.63
グロース250　703.43 -18.95
NYダウ　47,632.00 -74.37
ナスダック総合　23,958.47 +130.98
S&P500指数　6,890.59 -0.30

きのうの米国市場は、ダウは反落、ナスダックは連日で最高値更新と
まちまちの展開でした。

注目されたFOMCでは市場の予想通り0.25％の追加利下げがされましたが、
会合後の記者会見でパウエルFRB議長が「12月に政策金利をさらに
引き下げることは、はじめから分かっている結論ではない」との見解を示すと
会見前、一時300ドル以上上昇していたダウは売りが優勢となり、上げ幅を
縮小し、引け際にマイナス圏に沈み5日ぶりに反落。

一方、ナスダックも会見後、瞬間的にマイナスに転じる場面もありましたが、
半導体への買い需要は根強く、5日続伸し、4日連続で最高値を更新しました。

米市場では決算発表がラッシュとなっていますが、この日は重機大手の
キャタピラーが好決算の発表とともに通期の売上高見通しを引き上げたことが
好感され+11％の大幅高となったほか、時価総額で世界首位のエヌビディアが連騰し、
世界の企業で初めて時価総額が５兆ドル（約760兆円）に達しました。

アプライドマテリアルズ、ブロードコム、ＡＭＤ、ラムリサーチ、KLA、マイクロン
テクノロジー、マーベルテクノロジー、ASMLなど多くの半導体関連も上昇し、
半導体株指数（ＳＯＸ）は連日で最高値を更新。

一方で航空機大手のボーイングは赤字が予想以上に膨らんだことが嫌気され、下落。
追加利下げの後退から住宅関連のDRホートン、レナー、ホームデポなどの住宅関連
も下げました。

（日本市場）

きのうの日経平均株価は1088円高と大幅反発し、51,307円で大引けを迎え、
再び最高値更新となりました。

一昨日初の5万円乗せとなった日経平均ですが、本日はアドバンテストが前日の
好決算と自社株買いの発表が好感され、+22％の大幅高ストップ高となり、この
1銘柄だけで日経平均株価を1077円押し上げる格好でとなり、日経平均株価は
一気に51000円を超えて、再び最高値更新となりました。

また日米首脳会談に合わせ、関税合意に基づく約80兆円の投資も刺激材料となって
おり、半導体、医薬品に加え、金属、重要鉱物、造船、エネルギー、ＡＩ（人工知能）
・量子コンピューティングなどへの成長投資が予定されており、関連する銘柄などに買いが
入る展開でした。

プライム市場の売買代金は概算で7.1兆円と大商い。
値上がり銘柄は200（12％）、値下がり銘柄は1394（86％）と先にも述べた
ようにアドバンテスト1銘柄が指数を押し上げただけの上昇で、実体としては8割以上の
銘柄が値下がりとなりました。

業種別ではわずか4業種のみで値上がり上位は非鉄金属、電気機器、建設などでした。
値下がり上位は紙パルプ、不動産、空運、その他金融などでした。

個別銘柄では3月半ばにエントリーとなったきんでんが決算と同時に業績の上方修正と
配当の増額を発表したことが好感され+19％の大幅高でストップ高となり、年初来高値
＆上場来高値を更新！

（きんでん）

また7月初旬にエントリーとなった四国化成HDきのうザラバ中に決算を発表し、上方修正を
発表したことが好感され+15％超の上昇で、こちらも年初来高値＆上場来高値を更新！

（四国化成HD）

さらに6月下旬にエントリーとなった三井金属も+8％超の上昇で３バガー達成後もさらに
上値を伸ばし、こちらも年初来高値＆上場来高値を更新！

（三井金属）

その他エントリーとなった銘柄では日立建機、野村マイクロサイエンス、TDK
などが年初来高値および上場来高値更新となってくれました。

買われていた方、おめでとうございます！

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