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◆良好な経済指標を受けて米市場反発!
2025.11.06 マーケットニュース -

いつもお世話になっております。マナカブ.com講師の中山です。
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【相場概況】
◆きのうの日米株価指数終値
日経平均株価 50,212.27 -1,284.93
TOPIX 3,268.29 -41.85
グロース250 708.53 -3.62
NYダウ 47,311.00 +225.76
ナスダック総合 23,499.80 +151.16
S&P500指数 6,796.29 +24.74きのうの米国市場は、予想を上回る経済指標が支えとなり、3指数揃って
反発となりました。12月の追加利下げ観測が後退する中、きのうは10月のADP雇用報告が発表され、
非農業部門雇用者数は前月比で+4.2万人(予想+2.2万人)となり、10月の
ISM非製造業景況指数も52.4と市場予想の50.5を上回る結果となったことが
安心感につながり、ダウは3日ぶりに反発、ナスダックも4日ぶりに反発となりました。セクター別ではコミュニケーションサービス、一般消費財、素材、ヘルスケアなどが上昇。
生活必需品、情報技術、不動産などは下げました。個別銘柄ではクリーンエネルギー関連のソーラーエッジが売上利益ともに市場予想を
上回る好決算を発表し、+29%の大幅高となり、これに連動する格好でフューエルセル
エナジー、エンフェーズエナジー、マキセオンソーラー、ファーストソーラーなど同業の
関連銘柄が揃って上昇。ダウ採用銘柄では医薬品のアムジェンが市場予想を上回る決算と今通期業績の
上方修正を発表し、+8%弱の上昇。また重機大手のキャタピラーやマクドナルド、
工業製品のスリーエムなども買われダウ指数をけん引。この日は割高感が強まっているとの懸念されていた半導体関連も軒並み反発となり、
前日に一時10万ドル割れとなっていたビットコインが再び10万ドルに回復したことで
IREN、ビットフフ、サイファーマイニング、ビットファームズ、ストラテジーなど
暗号資産関連も買われました。(日本市場)
きのうの日経平均株価は1284円安と大幅続落となり、50,212円で大引けを迎えました。
前日の米市場で金融市場関係者から米市場の割高感からくる相場急落の可能性に
ついて言及があったことから日本市場でもこれまで相場のけん引役となっていた半導体関連を
中心に利益確定売りが進み、前場段階で一時2400円超の大幅安となる場面もみられました。ただ後場に入ると行き過ぎた下げに買い向かう動きもみられるようになり、下げ幅を半分に縮小
させ、1200円安で取引終了となりましたが前日と合わせると2000円以上の下落となりました。プライム市場の売買代金は概算で9.0兆円と大商い。
値上がり銘柄は420(26%)、値下がり銘柄は1145(70%)と指数の大きな下落もあった
ことから7割の銘柄が値下がりとなりました。業種別では11業種が上昇し、値上がり上位はその他製品、卸売、建設など。
値下がり上位は非鉄金属、情報通信、電気機器などでした。個別銘柄では4月初旬にエントリーとなった日本ハムが決算と同時に今通期業績の
上方修正を発表したことが好感され年初来高値を更新!
(日本ハム)
また7月下旬にエントリーとなった三井物産も決算発表と同時に上方修正と自社株買いを
発表し、これを好感し、+5%弱の上昇でこちらも年初来高値を更新!
(三井物産)
さらに昨年7月初旬にエントリーとなった京阪神ビルディングも前日に公表した好決算発表
を契機に買われこちらも年初来高値を更新!
(京阪神ビルディング)
その他エントリーとなった銘柄では豊田合成、鹿島建設、コムシスHD、
ファーストリテイリング、タクマ、横川電機などが年初来高値および上場来
高値更新となってくれました。買われていた方、おめでとうございます!
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※内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切の責任を負いません。
投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。
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【執筆者(講師)情報】

中山まさかず
学生の頃より起業。2006年より株式投資を始める。
独自のテクニカル(チャート)とファンダメンタルズ(企業)分析による投資戦略、株式投資を行う上で必要なメンタルの保ち方などを情報発信し、これまで累計30000人以上の個人投資家へ向けてセミナーを開催。
2017年には著書も出版し、その後3回の重版。
資産運用の会社も経営する傍ら、スタートアップ企業への投融資も行う。

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