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◆シノプス【4428】が短期+25%の上昇!

2019.09.05

こんにちは、株の学校 マナカブ.com講師の中山です。

本日の日経平均株価は目の覚めるような上昇となりました。

日経平均株価 21085.94円 前日比+436.80円(+2.12%)

 

上昇のきっかけとなった目立った明確な材料というものはありませんが、香港の逃亡犯条例改正の撤回報道によるデモの鎮静化期待、加えて英国議会でのEU離脱延期案が賛成可決となったこと、これを阻止するためにジョンソン首相が解散総選挙を提案するも否決されるなど英国の合意なき離脱(ハードブレグジット)のリスクが減ったことでこれまで複合的に蠢いていた地政学リスクに見通しが出始めたことが日本株の上昇に起因しました。

 

 

◆「Sell in May, and go away~don’t come back until St Leger day.」の到来か?

株の投資経験がある方であれば、「セル イン メイ(5月に売れ)」という言葉を聞いたことがある方も多いと思います。

5月は株が下がりやすいから売っておけという格言です。

これは2012年のアベノミクスが始まった年から今年の過去8年間の日経平均株価の値動きを示したものです。

赤枠で囲ったところが5月~7月の株価ですが、8年中5年、この時期は値下がりをしていることが分かります。

 

では、なぜ5月は下がりやすいのか?

 

この時期は、ファンド勢の多くが中間決算(1-6月期)に向けて持ち高を調整することが多く、株価が下がりやすいのです。

ファンドのディーラーたちは結果を求められるためバイアンドホールドというわけにはいきません。

 

海外のファンドはもちろん株式の中でも欧米株だけでなく日本株も組み合わせてポートフォリオを組んでいます。

 

また大きなヘッジファンドとなると株式だけにとどまらず先物、オプション、為替、コモディティと複合的にデリバティブ商品を連立方程式で組んで都度エクスポージャーを変えています。

例えば株では利益が出ていても原油先物で損が出ているというようなときは原油を損切りしてその埋め合わせとして株式も売って相殺させるなどを決算前に行ったりするわけです。

 

そうすると、堅調な株価もいきなり流れが変わったように下落するというようなことが往々にして起こります。

 

そして表題にも書いたように「Sell In May」の後にはまだ続く言葉があります。

「~don’t come back until St Leger day.(セントレジャーデイまで帰って来るな)」

 

セントレジャーデイとは、英国の競馬の賞レース、セントレジャーステークスがある日で、毎年9月の第2土曜日にレースが開催されています。

 

米国ならまだしもなんで英国?

と思われるかもしれませんが、よく外国時投資家が日本株の7割の売買シェアを占めているという話を聞くことがあります。

多くの方は「外国人投資家=アメリカ人」と勘違いしている方が多いのですが、実際の日本株を売買しているファンド、ヘッジファンドと呼ばれる海外勢の多くは欧州系のファンドなのです。

 

そのため、英国のセントレジャーステークスが格言に入っているというわけです。

 

ただ最近はセントレジャーステークスの影響よりも、多くの海外ファンド勢は長期の夏季休暇を取って、9月頭から動き出すこともありますし、今はHFT(超高速自動取引)でバスケット売買が彼らの主流です。

 

よって、あまり手動での取引ということは少なくなってきていますが、本日の日本株の上昇、そして東証1部の売買代金が久しぶりの大商いで2.4兆円まで膨らんだことを鑑みると夏季休暇前で持ち高を減らしていた腹を空かせた外国人投資家が日本株を買いに回ってきてくれたことが上昇の起因となっている可能性は高いとみています。

 

欧州系ファンドということは、あまり日本株に影響しそうにないと思われがちなブレグジット問題がここでつながってくるわけです。

彼らはグローバル市場に投資を行っているわけですので、ブレグジットとなり欧州株が下がるとそれを相殺するために日本株を売る、欧州株で損失が出てしまうと、株式へのエクスポージャーを変えなければならないため日本株を売るというようなことも往々にして起こるということです。

 

ブレグジットが対岸の火事ではないことがこれでお分かりいただけるかと思います。

 

今回、そのブレグジット問題が、ポピュリストに傾斜する英国の新首相ジョンソンの思惑通りにはならなかったということでリスク回避の動きが和らいで積極的にリスクアセットを買うという動きに出たと考えると日本株上昇の理由として繋がって来るかと思います。

 

2Dで物事を見ていくとミスリードしてしまいます。そのためマーケットと対峙するためには3Dで物事を見て、咀嚼していかなければなりません。

 

◆直近の仕込み銘柄が短期でプラス25%上昇!

この上昇のおかげで、直近仕込んでいたシノプス【4428】が短期で25%近い上昇となってくれました。

 

シノプス【4428】+24%上昇

 

同じく買われていた受講生の方からもうれしいメッセージをいただきました。

 

Tさん(女性)

 

なんとTさん、先日卒業されたばかりですが、このシノプスとマーケットエンタ【3135】だけで受講料回収されてます。

 

マーケットエンタも大きく上昇してくれた銘柄でした。

 

本当におめでとうございます^^

ほかにもシノプス買われていたマナカブ生の方いらっしゃいましたらぜひ教えてください。

まだルールにはぶつかっていないので、明日以降もしっかりと利益を伸ばしていってもらえればと思います。

 

加えて、ここから面白そうなのが中国関連です。

 

中国の財新PMIがなんとか50を上回る水準に回復してきたことで、やや中国への比重が大きい日本企業はこれまで敬遠されがちでした。

上図を見てもらっても分かりますように、中国の製造業PMIと日経平均株価には相関性がみられます。

 

しかし、米中問題で景気減速が叫ばれる中、習近平率いる中国共産党はここ2年間は景気を腰折れさせてはいけないという「絶対的使命感」があります。

 

それは2021年に共産党100周年を迎えるからです。

そのために一帯一路構想、RCEP締結など躍起になっているわけです。

 

本日も中国国務院(内閣に相当)が人民銀行(日銀に相当)の預金準備率の引き下げを表明しましたし、これに合わせてこれまで規制を強めていた不動産取得にもおそらく緩和させる方向に再び舵を切ることも想定しています。

 

中国関連で米中の貿易摩擦のネガティブインパクトで大きく値下がりしたワイエイシイ【6298】などは面白いかなとみています。

HDバーニッシャー装置などのメカトロニクス事業、そして今後稼ぎ頭となってくるであろうディスプレイ製造メーカー向けのdryエッチングなどのディスプレイ事業など、第4次産業に向けた製品開発を手掛けており、組織体制も欧米で主流のビジネスユニット制を導入している会社です。

 

人事やマネジメント戦略などを手掛けている方はご存知かと思いますが、一般的には組織、チームというものはそのリーダーが8名程度までしか見れないとされています。

そのためここを無視すると、スタートアップ企業などがシード、アーリー、ミドルと成長していく過程で人員も増えてきたときに、KPIが末端まで伝わらず組織との軋轢が生じて成長がそがれるという問題が結構起こりがちです。

 

このユニットを導入することにより各ユニットごとに損益責任を持たせ、ほかのユニットとの連携をスピーディーにすることで成長を加速させるという戦略です。

 

話がそれましたが、価格調整はだいぶ済みましたし、レシオ面から言っても配当利回り3%超、今後の成長産業をマーケットにしているという点など鑑みると面白いかなと思ってみています。

 

 

 

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