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◆米大統領選、激戦州の結果次第では混乱も

2020.11.04

おはようございます。マナカブ.com講師の中山です。

【相場概況】

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価 23,295.48円 +318.35
TOPIX 1,607.95 +28.62
マザーズ 1,155.42 -15.83
NYダウ 27,480.03ドル +554.98
ナスダック総合 11,160.57 +202.96
S&P500指数 3,369.16 +58.92

きのうの米国市場は大幅続伸となりました。

投票日当日となった米国市場では、世論調査通りバイデン氏優勢のまま勝利することをマーケットは織り込んで、同氏が勝利し、上下院ともに民主党となるブルーウェーブが実現すれば、来年から大規模な追加経済対策が
実施されるとの見方から大幅高となりました。

 

一方で、財源確保のため大量の赤字国債が発行されることもあって、債券は売られ長期金利は上昇し、0.9%超となっています。

 

選挙報道ばかりで後ろに追いやられている感がありますが、今週も重要な経済指標は目白押しです。

まず2日(月)に公表された10月の中国の財新製造業景況指数(PMI)ですが、53.6と前月の53.0から上向き、これで好不況の節目とされる50を5月から6か月間連続で上回りました。

(財新PMI、NMIとTOPIXの推移)

 

本日午前中に公表される財新サービス業景況指数(NMI)も事前予想では55.0となっており、予想通りの結果となれば、感染再拡大が起こっていない中国の経済状況は非常にいいことを示す格好になり、再際の貿易相手国の日本にとっても追い風となります。

 

同じく2日に米国でも10月のISM製造業景況指数が公表されましたが、59.3と前月の55.4からこちらも大きく伸びる結果となりました。

(ISM製造業景況指数とS&P500指数の推移)

 

これらの良好な経済指標が重なったこととブルーウェーブへの期待から米国市場は大幅高となりました。

 

 

◆激戦州の開票結果次第では混乱も

各州ごとに共和党が強い州と民主党が強い州にわかれますが、勝敗のカギを握るのはどちらにも
当てはまらない激戦州です。

 

その中でも選挙人の数の多いトップ3を見るとテキサス(38人)はトランプ大統領優勢、フロリダ(29人)、ペンシルベニア(20人)はバイデン氏優勢となっています。

(激戦州トップ3の最新の世論調査)

つまりこの大票田での勝敗が結果を大きく左右することになります。

日本時間で本日の9時過ぎごろから徐々に各州の開票結果が出てきますので日本市場が一番早くこの結果に反応することとなります。

 

どちらかにすぐに決着がつけばマーケットはその不透明要因の払しょくで株高となると思いますが、拮抗してすぐには決着がつかない、法廷闘争などにもつれ込めばその不透明感から急落する恐れがあることには警戒が必要です。

 

今回のISM製造業景況指数などのソフトデータも選挙が無事終わって、追加経済対策が打ち出されれば、、、という期待を織り込んでの59.3という数字なだけに失望は大きなものになる可能性もあります。

 

◆米長期金利に注目

バイデン氏が優勢となれば、財政拡張のため赤字国債が増発されますので債券は売られ、金利が上昇します。

追加経済対策はマーケットは好感するでしょうが、長期金利も同時に上がるので大きな株価上昇は望めないとみてます。

逆にトランプ優勢となってくれば、長期金利は下落します。

開票作業が進むにつれてこの長期金利が乱高下してくるでしょう。

長期金利上昇 → バイデン優勢
長期金利下落 → トランプ優勢

 


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