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◆FOMC議事要旨でハト派姿勢が示されればさらに株高へ

2021.04.06

おはようございます。株の学校 マナカブ.com講師の中山です。

 

【相場概況】

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価 30,089.25 +235.25
TOPIX 1,983.54 +11.92
マザーズ 1,240.63 +1.16
NYダウ 33,527.19 +373.98
ナスダック総合 13,705.59 +225.48
S&P500指数 4,077.91 +58.04

連休明けの米国市場は3指数揃って続伸となりS&P500は
過去最高値を更新しました。

きのう公表された3月のISM非製造業景況指数は63.7と前月の55.3から
大きく上昇、市場予想の58.5すらも大きく上回る結果となり、
1997年の統計開始以来過去最高の数字です。

(ISM景況指数とS&P500の推移)

 

先週のISM製造業景況指数と共に強い数字が確認出来たことからリスク
オンの動きが強まり幅広い銘柄が買われる動きとなりました。

ダウ平均の指数ウェイトの高いホームデポやボーイング、マイクロソフト
が2%を超える上昇となりこの3銘柄で150ドル弱の押し上げに寄与、
その他長期金利の上昇が1.7%台で落ち着いていることに加えて、
バイデン政権が米国のIT企業を対象にデジタルサービス税を導入した
6カ国への報復関税を準備していると報じられたことからグーグル、
アップル、フェイスブック、アマゾンなどハイテク株の上昇が目立ちました。
フェイスブックは過去最高値を更新しています。

◆FOMC議事要旨でハト派姿勢が示されればさらに株高へ

今週は7日に3月に行われたFOMCの議事要旨が公表されます。
ここでテーパリング(量的緩和の縮小)などの議論がなく、緩和継続の
ハト派姿勢が示されればさらに株高に拍車がかかるとみています。

先月もご紹介しましたが、3月16.17日に行われたFOMCでFRBは米国の
今年の成長率見通しを4.2%から6.5%成長と大きく上方修正しました。

(米国の成長率見通し【GDP】)

 

そして、成長率見通しをこれだけ引き上げてもなお、2023年までいまの
ゼロ金利を維持することを表明しています。

しかしながらワクチンの接種率の上昇により経済正常化が進むにつれて、
いずれかどこかで金融引き締めに舵を切ることになります。

米国では過去、テーパリング(量的緩和の縮小)、量的緩和終了、そして
利上げという順番で、金融政策の正常化が進められました。

今回も順調に経済正常化が進めば、利上げ前にテーパリングが行われ、
早ければ年内にその縮小時期の発表、そして来年2022年には実施される
とみています。

そのため、FOMCの投票権を持つメンバー12人のうち、どれだけハト派に
傾斜しているのか、また今後このメンバーのスタンスがどう変化していく
のかに注目しています。

 

※内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではあり
ません。また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切の責任を
負いません。投資に関する最終的な決定は、利用者ご自身の判断でなさるように
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