◆イギリス（英国）EU離脱支持が51.9％で勝利 2016.06.24

こんにちは、株の学校　マナカブ.com講師の中山です。

本日、これまで市場の重要イベントとなっていた英国のEU離脱に伴う国民投票の結果が発表されました。

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結果は、Leave（離脱）が51.9％とわずかながらに残留支持派を上回り、離脱派の勝利となりました。

今回の国民投票はメルマガではお伝えしていましたが、日本時間の朝6時に締め切られ、開票スタートとなりました。

以下、本日のメルマガ記事の抜粋です。

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◆午前は残留優勢報道、午後は離脱優勢報道が多くなる可能性

日本時間の朝6時に投票が締め切られ、その後開票が現地では行われている状況ですが、リベラル派が多く残留を支持する人口約800万人が住むロンドンなどは開票が早い段階で進められ午前中は比較的残留優勢の展開の報道が多くなると思います。

ただ、沿岸地域など地方都市では移民の流入が激しく、職を奪われていたり、社会保障が嵩む問題が出てきておりローカルな地元民などはかつてのイギリスを取り戻す離脱を支持しており、このあたりの開票は昼頃になると伝えられています。

つまり、いかに前半戦で残留支持票が差をつけられるかが今回の勝負になってくるのではとみています。

10時ごろから離脱優勢の勢いが増すと日経平均は一時300円を超える下落を見せほどなくして今度は残留優勢となると急激に下げ幅を縮小する展開で、僕も10年以上相場に携わっていますが、こんなに目まぐるしく風向きが変わる動きは初めてです。

日計りで取引をしているデイトレーダーにとっては面白い一日になるかとは思いますが、「勝てば往復で取れて官軍となり、負ければ往復ビンタで賊軍」と優勝劣敗の一日になりそうです。

◆離脱となった時の投資スタンス

ノーポジの方は嵐が過ぎ去るのを待った方が無難ですし、仮に離脱となればファンド勢のプログラム化されたHFT（超高速取引）の争いでテクニカル、ファンダメンタルズ全てを無視した行き過ぎた売り局面が必ず表れますのでそこを丁寧に拾っていけば、離脱後の周辺国による協調政策発動により反発するところで値幅が取れると思います。

離脱となってもすでにリスクを回避して海外勢のポジションはカラカラですので実需の売りが出てくることは少なく、断続的に下値を切り下げていくということは考えにくく、日経平均でみれば15000円前後、ここから約1000円程度が下値の目処とみています。

その理由としては、これまでもお伝えしているように日本株はすでに割安な水準まで売り込まれており、それを売り叩くこと自体が危険になってくるからです。

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僕個人としては残留して欲しかったのですが、残念ながら午前中の段階で残留票が離脱票に差をつけられず、地方の離脱派の多い地域の開票が進むにつれてポンドやユーロは売られ、円高が進行し、ブログでも先日お伝えしていましたが、ドル円は100円まで円高が進行するとともに日経平均株価は離脱の場合に予想していた通り15000円前後まで下落する展開となりました。

参照： ◆英国（イギリス）のEU離脱がもたらす日本株への影響

しかし今回ほど立会時間中目が離せない相場つきは、僕の株歴史史上初めてのことで一生忘れない一日になります。

サブプライムショック、リーマンショック、東日本大震災などの相場も経験しましたが、そのときは下がるだけなので予想がしやすいのですが、今回は直前まで事前予想が拮抗していましたので上下両方のシナリオを考えていました。

本日マナカブ生のKさんとザラバ中LINEでやり取りしていましたので、それをご紹介したいと思います。

具体的な銘柄名や戦略などは伏せていますのであまり参考にならないかもしれませんが、良かったら読んでみてください。

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