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◆米長期金利の再浮上に警戒

こんにちは、株の学校 マナカブ.com講師の中山です。

日経平均、ようやく22000円の大台突破となりました。

しかし、そこからがまた上値の重い展開となり、本日は▲187円とまとまった下げとなりました。

 

米国では決算発表がスタートし、好決算銘柄は買われ、微妙な決算銘柄は下がるという優勝劣敗の動きが個別企業でも出て来ています。

 

きのうFRBは最新の地区連銀経済報告(ベージュブック)を公表し、複数の地区から貿易摩擦をめぐる不透明感や、世界経済の減速に伴う需要の弱さを懸念する声が上がりました。

 

一方で、雇用については全国的に拡大し、賃金の上昇圧力が継続していると指摘したほか、物価については賃金の上昇や関税などを背景に「緩やかに上昇した」と一部の地区では経済活動が強まっているという内容が出たこともあり、これも相場の下支えとなりました。
https://www.federalreserve.gov/monetarypolicy/files/BeigeBook_20190417.pdf
(4/17 ベージュブック原本)

 

また中国株も好調で、きのう公表された1-3月期の中国のGDPが予想を上回る内容となったことが安心感につながり、リスク選好の動きが強まり上海総合指数は年初来高値を更新する動きとなりました。

ことしに入り、中国株(上海総合指数)は+32%の上昇と、日米株と比較しても群を抜いてアウトパフォームしています。

 

ただ、きのう財務省から公表された3月の貿易統計では、全体としては黒字額が市場予想を上回ったものの、対中輸出は前年同月比で▲9.4%と悪化傾向は継続しており、昨年夏まで続いていた2ケタ増は今や遠き夢となってしまっています。

【3月の貿易収支内容】

 

◆米長期金利の再浮上に警戒

さて、米国市場は良好な経済指標が支えとなり、アトランタ連銀が公表する即時性の高いGDP NOWは2.4%まで急回復をしてきました。

先月初旬には2月の雇用統計などが芳しくなかったこともあり、0.5%未満まで下がっていた同指標はV字回復と言っても良いでしょう。

 

また、米中通商協議が大詰めになっていることや、足元の好決算銘柄の上昇が後押しとなり、S&P500指数は昨年9月につけた高値2940まであと40ポイントまで迫るところまで上昇してきています。

 

先日メルマガではイールドスプレッドのことに言及し、「S&P500指数が3000ポイント前後で警戒」とお伝えしましたが、この水準がもう少し早まるかもしれません。。。

 

 

その理由として足元の米長期金利が再び上昇の勢いを強めてきているからです。

(S&P500指数と米長期金利の推移)

 

昨年10月に暴落した際は米長期金利が急騰し、株式への投資妙味が薄れたことで暴落する展開となりました。
チャートは昨年5月までのものですが、この現象は昨年2月にも同じ理由で暴落しています。

 

足元の米長期金利はFRBが今年に入り利上げを停止したことで低下傾向を続け、一時2.3%台まで低下していました。

よって個人的にも今後は金利急騰は起こりにくいと考えていましたが、どうやらそうは問屋が卸してくれなさそうです。

 

 

上図のように足元の長期金利は上昇傾向を強めてきています。

この背景にあるのは先述のGDPNOWの改善による、FRBによる年後半にはもしかすると利上げ再開の思惑?

もあるでしょうし、それ以上に米中通商協議の進展や、良好な経済指標を追い風に昨年暮れの暴落から株式市場が戻り相場を継続していることで、債券から株式への資金シフトが急速に起こり始めてきているのではないかとみています。

 

 

これに関しては、3月のブログでも書いていますので読んでいただければと思います。

*利上げ停止をしていても、金利急騰を引き起こすリスク(3/4)
https://manakabu.com/post-17940/

 

 

債券が売られれば、長期金利が上昇してきますのでこの動きが強まると、以前お伝えしたS&P500指数3000ポイントで警戒のところを「史上最高値更新(2940ポイント超)」あたりまで水準を切り下げてみておいた方が良いかもしれません。

 

個人的には再び米国での金利差(イールドスプレッド)が下落のトリガーになるとみていますので、特に米中市場に出遅れながらも追随している日本株もこのときに同時に下がる局面を迎えてくるはずです。

 

厄介なのが震源地(米国)よりもその遠心力によって振り回される日本株の方がその影響は大きくボラタイルとなるので警戒しておいた方が良いと思います。

 

 

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