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◆インデックス(株価指数)が一日で▲38%下落した国に注意

こんばんは、株の学校 マナカブ.com講師の中山です。

先日、8月12日のことですが、インデックス(日本で言えば日経平均株価)が一日でマイナス38%下落した国がありました。

米中問題ばかりがヘッドラインでは大きく流れるため、あまりご存じでない方も多いかもしれませんが、どこか分かりますか???

 

 

 

それは、「アルゼンチン」です。

NYダウや日経平均株価と比べるとその下げの大きさが分かりますね・・・。

日経平均株価で言えば、一日で今の20000円水準からすると一日で8000円下落するようなものです。

 

ここ最近数百円のボラタイルな動きをすることがありますが、その比ではありません。

 

もう完全に恐怖でしかありません。

この8月12日に何があったかというと「大統領選挙の予備選」です。

 

前日の11日に行われた大統領予備選でマーケットが想像にしていないことが起こったため今回の株価急落につながりました。

それは、現大統領のマクリ氏が保護主義を貫くポピュリストの野党候補であるフェルナンデス氏に負けたのです。

10月に本選が行われますが、仮にフェルナンデス氏が新しい大統領となると、再びデフォルト(債務不履行)の恐れがあるために見切り売りが出る展開となりました。

 

アルゼンチンは過去8回ものデフォルトに陥っており、ある意味デフォルトはお家芸のようになってきています。

各国が保護主義政策に走る中でその影響をアルゼンチンも受けての今回のフェルナンデス氏勝利ということなのだと思われます。

 

厄介なのは前回2014年7月にデフォルトに陥った後、2016年4月に国際金融市場に返り咲いているということです。

この国際金融市場に戻ってこれるということは、国債を発行し海外の投資家も買えるようになるということです。

初回の発行時は165億ドルの国債を米国市場で発行しましたが、今やその対外債務は3000億ドル(30兆円)を超えています。

 

保護主義を貫くフェルナンデス氏が大統領になってしまった場合、この対外債務をIMFに駆け込んで反故にする可能性があると懸念した投資家たちの売りが膨らみ、株価下落、債券も下落で金利は急上昇しています。

 

これを契機にアルゼンチンの信用度を図るCDSスプレッド(クレジットデフォルトスワップ)は急騰しています。

このCDSスプレッドというのは、デフォルトリスクが高まったりすると上昇する、米国で言えばVIX指数のようなものです。

これが予備選前までは1000程度(日本はここ1年くらい20程度)だったものがなんと予備選後、3000まで急上昇する展開となっています。

 

それだけ投資家たちがアルゼンチンのデフォルトにおびえていることを示しています。

 

前述した30兆円という対外債務の規模がどれくらいなのか、なかなかイメージがつかないと思いますので、過去の良い例としてリーマンショックを挙げると、2008年9月にリーマンショックで起こった際にリーマンンブラザーズという米国の大手投資銀行が抱えた負債が円換算で64兆円でした。

 

この半分の対外債務を抱えているのがアルゼンチンということです。

 

リーマンショックの64兆円の負債というものも、投資家たちが同社のジャンク債などをパッケージングされた債券を購入し、それが返済不能になったことで起こったものです。

よって、内容的には似たような爆弾をアルゼンチンは抱えているということです。

 

もし仮にフェルナンデス氏が勝利し、「返済やーめた」となれば、アルゼンチンの債券を買っている海外の投資家たちは貸し倒れとなってしまうということを意味します。

 

米中問題ばかりに気を取られがちですが、日本の裏側にある南米に危機が潜んでいることも頭に入れておいてほしいと思います。

 

アルゼンチンのデフォルトがお家芸化してしまったのも「財政健全化」、言い換えれば増税のせいです。

 

国は財政健全化を謳い、重税で苦しめられた国民たちは消費を控え、景気が悪化したことでデフォルトに陥った歴史があります。

あとよく聞くデフォルトの国と言えば、ギリシャです。

実はギリシャも財政健全化に乗り出して重税を課せられたことで国の景気が悪化しデフォルトに陥りました。

デフォルトに陥った国というのは「増税」をしたことで起こっています。

 

さて、これを対岸の火事と捉えられるでしょうか。

 

 

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