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◆だから下げるって言ったのに、、、

2020.02.01

こんにちは、株の学校 マナカブ.com講師の中山です。

早いもので、ことしも今日で2月入りです。

さて、きのうの米国市場は、またもやコロナウイルスの感染拡大懸念が再浮上し、世界経済に及ぶす影響が意識されたことでダウは603ドル安(▲2.09%)の28256ドルまで値を下げました。

 

もうね、これまでずっとメルマガで警鐘していた通りのことが起こっています。

先日のブログでも書きましたが、しばらくは一喜一憂的な相場展開が続くと言いましたように、メディアのヘッドラインで投資家は右往左往しているのが窺えます。

 

ここで改めて、「メディアのお仕事は何なのか?」をしっかりと認識しておくことです。

彼らの鎬は公開した情報に、より多くリーチさせることです。

それが正しかろうが間違えていようがそれは二の次です。

いかにその内容をお届けできるか?そしてそのためにより多くの人たちに見聞してもらうためにセンセーショナルなことを書いて策を講じるのです。

 

ツイッターの情報などを見ても呆れます。

米国や中東が作った「新型の人工ウイルステロ」なんて言われる始末です。情報を精査するチカラを身に付けないと本当に食い物にされるだけですよ。

 

ニュースを見るときに大事なポイント、それはその出所です。

公的な機関が発信したものなのか、民間のメディアやなんとか評論家が発信したものなのか。

またエコノミストなどの場合はそれがヘッジファンドなどのバイサイド発信か、セルサイドの発信か。

発信者がどこに所属しているかですべて見方は変わってきます。ここを注意深く意識することです。でないとバイアスがかかります。

 

 

世界保健機関(WHO)は30日、新型コロナウイルスの感染拡大を巡って、国際的な公衆衛生上の緊急事態を宣言。しかし、渡航制限は設けないということで、経済的なダメージは限定的となるとの安心感が台頭し、31日の日本株などは上昇しました。

しかしその夜、米国務省が中国への渡航警戒レベルを引き上げ、国民に中国に渡航しないよう勧告したことが嫌気され600ドル以上の大幅安となりました。

 

前掲のブログでも「来週はもう少し下げる」とお伝えしました。

これをしっかりと耳に入れておいてもらえれば、きのうの上昇で安易に買い向かうというような読者の方がいないことを祈るばかりです。

個人投資家はどうしても情報弱者になりがちです。

その立場を弁えた投資行動をとっていくべきであると考えています。

 

それなのに、少し上がってきたから大丈夫だろうと何の根拠もなく、買い向かうのは果たして得策でしょうか?

そうは思えません。

 

冷静に考えてみてください。だって、感染者が世界各国で拡大している最中ですよ?

まだ感染スピードが鈍化した、ワクチンが開発されたなどの情報が出ているならまだしも、拡大中にWHOが緊急事態宣言はしたものの、渡航制限は設けなかったというだけで「実体経済への影響は軽微になる」と買いに乗り出すのは愚かとしか言いようがありません。

 

これもまた先週のメルマガの話になりますが、1/28に以下の内容で無料メルマガ読者の方には警鐘を鳴らしておきました。

 

<2020,01/28 メルマガ抜粋>

◆パンデミックショックで日経平均は20000円割れ!?

さて、感染拡大によりきのうの日本株も日経平均株価は483円安(▲2.03%)となり、気になるところはどこまで調整が進むかですが、よく引き合いに出されるのは2002年11月~03年7月の8か月間、猛威を振るったSARSです。

この間の高値9320円(2002年12月3日)から安値7603円(2003年4月28日)まで、▲18.4%の下落となりました。

 

これを単純に今回の足元1月17日に付けた高値24115円から▲18.4%下落で考えると、19677.84円となり、20000円割れする水準となります。

 

ただ、SARSのとき単純に比較できないのは2002年当時はITバブルからの立ち直り時期でもありましたし、2003年3月にはイラク戦争も起こり、他の要因でも混迷を極めていた状況でした。

単純に当時の▲18.4%の下落がITバブル崩壊、イラク戦争、そしてSARSの3つの影響で均等分割した場合、1つの要因で▲6.1%の影響が出たと考えると今回の高値から計算して日経平均株価は22620円程度の下落が起こってもおかしくはない計算となります。

経済はそんなに単純なものではないですし、今回の感染がどの程度まで拡大するかによって大きくブレることは重々承知ですが、一つの参考として考えてもらえればと思います。

 

そして、きのうの日経先物ナイトセッションの価格は22650円。。。

まさにメルマガでお伝えしていた通りの22620円どころまで下落しました。

 

手前味噌ではありますが、僕が日々書いているメルマガの内容、読者の方はご存知かと思いますが、予見していることがほぼすべて当たっていると思います。時間があれば過去送られたメルマガの内容と株価の動きを合わせて見てみて下さい。

 

昨年は調整を迎えた8月に「日本株は9月から上昇するのでそれまではもたつく時期」とお伝えしていた通り、その通りに9月からはきれいに上昇基調へと入りました。

また「昨年末の日経平均株価予想」もその上昇が始まった時期あたりから叫んでいましたが再び24000円をキャッチアップしにいくと、それもその通りとなりました。

そして、先日もブログで書いたように年末24000円到達後、そのまま上昇し続けることは考えにくく、1月、おそくとも2月には調整が起こると書いていた通りの展開となりました。

 

2/3の日本株はこの影響を受けて為替も円高に振れていますし、リスク回避の典型例である米債買い、ゴールド買い、原油安となっているため、金曜日に付けた先物価格あたりまで下押しする可能性があります。

 

ただし、この22620円という水準はあくまでも最低でもこれくらいは下がるという水準で提示したものです。

 

来週以降もコロナウイルスの感染拡大となれば、WHOも今回しなかった渡航制限を発令することも考えられますし、またこれをエサにメディアがこぞって不安を煽るような情報を流すでしょう。

それを見た多くの投資家は「どこまで下がるか分からない」と理性を失い投げることも充分考えられます。

 

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