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◆縮小する追加経済対策規模

2020.12.09

おはようございます。マナカブ.com講師の中山です。

【相場概況】

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価 26,467.08 -80.36
TOPIX 1,758.81 -1.94
マザーズ 1,186.92 +16.36
NYダウ 30,173.88 +104.09
ナスダック総合 12,582.77 +62.82
S&P500指数 3,702.25 +10.29
その他のマーケット:https://sekai-kabuka.com/

きのうの米国市場は揃って上昇となりました。
ワクチン接種が始まった期待と追加経済対策への進展が支えとなり、幅広い
銘柄が買われ堅調な展開となりました。

前日は感染拡大に拠る各州での自粛が懸念材料となり景気敏感株を中心に
売られていましたが、英国で8日より米ファイザーと独ビオンテックが共同
開発したワクチンの接種が始まりました。

 

ワクチンの一般国民への接種を開始するのは、英国が初めてで今後、米国でも
FDA(米食品医薬品局)が感染予防に高い有効性が見られるとの見解を示した
ことから米国でも接種開始は近く開始される見通しです。

 

◆縮小する追加経済対策規模

追加経済対策が米大統領選挙前から協議されていますが、明確な進展がない中で、
ムニューシン米財務長官は民主党のペロシ下院議長に9160億ドル(約95兆円)
規模の新たな経済対策案を提示しています。

 

当初民主党のペロシ下院議長は2.2兆ドル規模の追加経済対策を提示している
だけに今回の選挙戦で上院を獲得とした小さな政府の共和党の今回の約半分の
対策で折り合いがつくのかやや疑問点が残ります。

 

今回の選挙では下院民主党、上院共和党という結果となる見通しで、財政を拡大
したい民主党の意向が上院で否決されやすいいわゆる「ねじれ」が生じており
ペロシ下院議長が掲げる2.2兆ドル規模の対策は通らない可能性が高いと思われます。

 

仮に半分の1貯ドル弱の財政出動になった場合、これが実施されたとしても仮に
2兆ドル規模の対策をマーケットが期待していたとなると、失望売りにつながる
可能性も出てくるとみています。

 

ワクチン接種が開始されましたが、以前もお伝えしたようにマーケットではこの
報道に対するインパクトは薄れてきており、今はどれくらいの人がきちんと摂取
してくれるのか?副作用はどうなのか?といったところに視点が移っており、
ここでも何か悪い材料が出ると期待で過熱している状況に冷や水を浴びせる
材料となることには警戒しておいた方が良いと思います。

 

特に売られやすいのはオールドエコノミーの景気敏感株、リテールのサービス業
あたりは回復にはまだ時間がかかるとの思惑からより売られやすくなるとみています。

 

※内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではあり
ません。また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切の責任を
負いません。投資に関する最終的な決定は、利用者ご自身の判断でなさるように
お願いいたします。

 


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