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◆上げても下げてもご都合主義のマーケット

おはようございます。マナカブ.com講師の中山です。

【相場概況】

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価 27,258.38 -185.79
TOPIX 1,794.59 -10.09
マザーズ 1,222.01 +25.52
NYダウ 30,223.89 -382.59
ナスダック総合 12,698.45 -189.84
S&P500指数 3,700.65 -55.42

年明け一発目の米国市場は反落での取引スタートとなりました。

朝方S&P500が史上最高値を更新しましたが、その後5日にジョージア州で
行われる上院議員2名を決める決選投票の行方を見極めたいとする動き
から利益確定売りが出やすい一日となりました。

 

11月に行われた大統領選挙では上下院の議席数を決める連邦議会選挙も
同時に行われましたが、下院では民主党が多数派となりました。

しかし、上院ではジョージア州の2議席で決選投票となったため、勢力図は
まだ決まっていませんでした。

 

上院の定数(議席数)は100人で、現時点で共和党が50議席、民主党系が
48議席を獲得しており、民主党が残り2議席を確保すれば両党同数となり、
上院の議長をハリス次期副大統領が兼務することになるため、民主党が
多数派となり、ブルーウェーブの誕生です。

 

一方で、1議席でも敗北すれば共和党が上院の多数派となり、上院共和党、
下院民主党のいわゆる「ねじれ」の状態となります。

◆上げても下げてもご都合主義のマーケット

仮に議会がねじれ状態となればバイデン氏が掲げる大規模な刺激策が上院で
否決されやすくなるとの見方が台頭、一方で民主党候補が上院でも勝利と
なれば一段の刺激策実施(赤字国債の増発)から、長期金利が上昇し株価の
下落圧力になるとの見方が台頭しました。

 

11月の大統領選挙時にはマーケットでは

・バイデン氏勝利
・上院共和党
・下院民主党

となれば、ねじれで左派的な政策にはなりづらくバランスの取れた政権に
なるからとポジティブに捉えられていました。

 

また

・バイデン氏勝利
・上院民主党
・下院民主党
(ブルーウェーブ)

となれば、先にも述べたように大規模な景気刺激策が打ち出され、株価には
プラスと捉えられていました。

 

この見方が一転し、今になってどちらになってもネガティブ材料を拾う
ようになりきのうのダウは一時700ドルを超える大幅安になる場面もみられました。

 

11月と今とで大きく変わったのは株価の水準です。

11月の選挙前時点ではダウは27500ドル程度(▲10.3%)、日経平均株価も
23300円程度(▲15.6%)と2ケタ以上も低いところでした。

 

しかし、選挙後からご周知の通り大手製薬会社各社のワクチン供給報道も
重なってダウは史上最高値更新、日経平均株価もバブル期以降30年ぶりの
高値更新となりました。

 

コロナ感染が拡大する中で、流動性の供給はあれどやはり急ピッチで上昇し
すぎたこともあって、11月にはポジティブだった材料が売りの材料とされやすく
なったとみています。

 

もしこれが11月の水準のまま株価が小幅なレンジで推移していたとすれば、また
マーケットでの見方は変わっていたとみています。

それだけセンチメントというのはいかにご都合主義であるかをまざまざと
見せつけられた年明けの動きとなりました。

 

今の株価水準では多くの投資家は上院の決選投票が過ぎれば不透明感がなくなる
ことで上がる期待と、先にも述べたネガティブ材料による下がる恐怖のどちらも
持ち合わせており動きにくい展開です。

 

個人的には今回の決選投票でどちらに転んでもあまり大きなボラティリティは
発生せず、結果が出たとしても大きな乱高下はないとみています。

 

どちらかと言えばこれとはまた別の材料、例えばすでに一部の地域で始まって
いますが、変異種の感染拡大による世界的なロックダウンや、大統領選挙の
結果が覆る、中東情勢の緊迫化、落ち着きを見せたトルコリラの再下落など
いまはまだマーケットが意識していないほかの材料が横槍的に表れて相場を
揺るがす材料になるのではないかとみています。

 

年末にもお伝えしましたように12月~1月は過去5年でみても下落しやすい
特異月であるのと、今年は十二支で言えば丑年で相場格言は「つまづく」、
十干で言えば「辛(かのと)」で、十干十二支では「辛丑(かのとうし)」
にあたります。

 

戦後の辛丑の日本株は

1949年 下落
1961年 上昇
1973年 下落
1985年 上昇
1997年 下落
2009年 上昇

と3勝3敗です。

あまりこのようなアノマリーは個人的には信じない方ですが、奇しくも
上昇と下落を交互に繰り返しておりこの流れからすると2021年は下落と
なりやすい1年かもしれません。

頭の片隅にでも入れておいてことしの相場と向き合ってもらえればとおもいます。

 

※内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではあり
ません。また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切の責任を
負いません。投資に関する最終的な決定は、利用者ご自身の判断でなさるように
お願いいたします。

 


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