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◆テスラショックにご用心

おはようございます。株の学校 マナカブ.com講師の中山です。

【相場概況】

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価 30,236.09 -56.10
TOPIX 1,941.91 -19.58
マザーズ 1,272.67 -21.82
NYダウ 31,493.34 -119.68
ナスダック総合 13,865.36 -100.14
S&P500指数 3,913.97 -17.36

昨日の米国市場は3指数揃って下落、ダウは4日ぶり下落、ナスダックと
S&P500は3日続落となりました。

日本と並行して米国も足元で連日高値を更新していたということもあって、
利益確定売りに押される動きが強い1日となりました。

朝方公表された2月13日の週の週間の新規失業保険申請件数は76.5万件の
予想に対して86.1万件と予想に反して上回り、前週の申請件数も修正値では
増加となったことで、労働環境に対する不透明感が強まり売りの材料となりました。

 

(週間新規失業保険申請件数)

 

加えて1月の住宅着工許可件数も公表されましたが、こちらも伸びが鈍化し、
年率換算で▲6.0%となったことも相場の重しとなりました。

ただ前日に公表された1月に行われたFOMCの議事要旨では、現在FRBが行っている
大規模な資産購入プログラムを縮小できるような状況は「しばらく」訪れないとの
認識が示されており、今後のワクチン普及や財政支援が目下経済の下支えとは
なるものの、経済の見通しはまだまだ不透明性でパンデミックが引き続きリスク
要因であるとの見解を示しています。

 

S&P500は3日続落となったものの日柄で見れば、その下押ししたところは
拾われており買い意欲が強いことが分かります。

コロナ直後の金融、財政政策による下支えがベースに存在している以上、強い上昇
トレンドのさ中にありますので、市場環境を揺るがすような悪材料が出ない限りは
25日線どころ、悪くても75日線どころで止まるとみています。

◆テスラショックにご用心

きのうはビットコインが高値を更新しているということもあって、日本の個別
銘柄もビットコイン関連銘柄が軒並み大幅高する展開となりました。

これはまさにカネ余りが創出した異常現象だとみていて、ロビンフッダーたちの
マネーゲームとして遊ばれたゲームストップ株と似ているとみています。

 

怖いのがEV関連のテスラモーターズです。

同社のマスクCEOはご周知の通り今月初旬にビットコインを15億ドル
(約1600億円)購入しました。

 

この報道もあって、ビットコインは5万ドルを突破することになったわけですが、
一人の投資家が巨額の資金をつぎ込んで価格が上昇するということはそれだけ、
市場がまだ成熟していない脆弱性を内包していることを意味しています。

昨年12月に鳴り物入りでS&P500に採用された同社ですが、11月の採用
決定から考えると70%超の上昇となりました。

 

怖いのがビットコインが何かをきっかけに再び4万ドル、3万ドルと下落をした場合、
その手前で大量にビットコインを購入したことが仇となり、テスラ株も大きく
下落する可能性があるということです。

 

ただでさえ割高とされるテスラ株がビットコインと共に下落となれば、S&P500
に採用されているということもあって、指数へのインパクトも大きくなりかねない
ということです。

 

金利の急騰もそうですが、一つ個人的に警戒をしておいた方が良いのがこの
ビットコインとテスラ株がもたらすショック安です。

計算上だとテスラが11ドル下落するとS&P500を1ポイント押し下げると目されており、
仮に今の800ドル弱の水準から2割下落して600ドル前半まで下落すると、S&P500を
20ポイント以上下げてしまうインパクトを持っているということです。

もしこんなことが起これば、他のハイテク企業も売られるでしょうからS&P500の下げは
上記の限りではないと思います。

 

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