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◆本格上昇は日米金融会合後から

2021.03.16

おはようございます。株の学校 マナカブ.com講師の中山です。

 

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◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価 29,766.97 +49.14
TOPIX 1,968.73 +17.67
マザーズ 1,196.89 -10.26
NYダウ 32,953.46 +174.82
ナスダック総合 13,459.71 +139.85
S&P500指数 3,968.94 +25.60

きのうの米国市場は久しぶりの3指数揃っての上昇となりました。
ダウは連日の高値更新で7日続伸となっています。

追加経済対策が可決となり早くも一人当たり1400ドルの現金給付が
実施される中で、個人投資家たちはその一部を株式市場へ回すとの
期待も出てきていていることに加えて、きのう朝方に発表された
NY連銀製造業景況指数が市場予想を上回ったことも支援材料と
なりました。

(NY連銀製造業景気指数とS&P500指数の推移)

きのうブログでお伝えしましたが、景気の循環サイクルで言うと米国の
製造業は40か月周期で回る短期のキチンサイクルの景気の回復局面
にあります。

ちょうど2016年3月あたりをスタートとすればそこから40か月周期で
みると、2019年7月あたりで1サイクルとなり、そこから再び景気の回復
局面に入りましたが、その後2020年3月にコロナパンデミックが起こった
ことで、約8ヵ月サイクルに期ずれが生じています。

そのため2020年11月ごろから8カ月遅れで回復局面の継続と考えると
まだまだ製造業の在庫循環はこれから在庫の減少と共に生産が伸びて
来るタイミングにあるとみています。

◆SLR(補完的レバレッジ比率)の動向で金利が動き株価へ影響

昨日もお伝えしましたように、今月末でFRBが民間銀行に規制緩和策の
一つとして行ってきた自己資本に対する投融資の比率を従来の3%から
5%にしているSLR(補完的レバレッジ比率)の期限が今月末で終了を
迎えます。

今回のFOMCでこのSLRに対する延長が行われれば金利低下、株高と
なりますが、終了となれば銀行の一部では投融資縮小を余儀なくされ、
債券が売られ、金利の上昇を招き株安へとつながるおそれもあります。

ただパウエルFRB議長はこれまで金利の上昇に関しては容認をしてきて
おり、実質金利がマイナスである以上、ここにメスを入れるのは
時期尚早だと個人的にも感じています。

そのため、メインシナリオとしてはSLRの期限延長による安心感から
金利の低下、株高へとつながる可能性が高いとみています。

今晩からFOMCが始まるため、米国市場は上昇しましたが、日本株
に関しては朝方は買われる動きが出たとしても様子見機運の強い
展開に徐々になってくるとみています。

本格的な上昇はFOMC、そしてその後の日銀金融政策決定会合後
からになってくるでしょう。

※内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではあり
ません。また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切の責任を
負いません。投資に関する最終的な決定は、利用者ご自身の判断でなさるように
お願いいたします。


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