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◆金利上昇は雇用者数の回復と共に落ち着く

おはようございます。株の学校 マナカブ.com講師の中山です。

 

【相場概況】

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価 30,216.75 +302.42
TOPIX 2,008.51 +24.48
マザーズ 1,249.53 +16.87
NYダウ 32,862.30 -153.07
ナスダック総合 13,116.17 -409.03
S&P500指数 3,915.46 -58.66

 

きのうの米国市場は3指数揃って下落となりました。

前日のFOMCを通過して、FRBのパウエル議長は経済成長は回復しつつも
コロナパンデミックにより一部のセクターでは弱い動きがみられるとし、
政策金利、および金融政策の現状維持を決定したことを発表したことで、
景気の過熱を容認しているとの見方が広がり、米長期金利が上昇、取引
時間中に昨年1月以来の一時1.75%まで上昇したことを受けて、再び
ハイテク株を中心に売られる展開となりました。

一方で、金利の上昇を背景にJPモルガンやバンカメが上昇、管理医療
大手のユナイテッドヘルスが上昇しダウ指数を支えました。
その他、アルミ大手のアルコアや鉄鋼のUSスチールなどの素材関連は
買われる動きがみられました。

FOMCを通過して、相場は落ち着きを見せるかと思いましたが、本日は
日銀金融政策決定会合をにらみ、様子見機運の高い一日となりそうです。

きのうのお昼に日経新聞の報道で今回の日銀金融政策決定会合では、
点検結果が発表されるということで、フライング気味に長期金利を
上下0.2%の変動から0.25%の変動まで許容するとか、マイナス金利を
深堀する一方で、日銀が民間銀行に資金を供給する際には上乗せ金利を
検討するなど、現行行っているETFの買い入れについても6兆円の上限を
撤廃し、下がったときに最大12兆円の枠を持ってリスクプレミアムを
抑えにかかるというような報道があり、相場は後場から乱高下する
展開となりました。

 

米国の中銀関係者はFOMCの前に金融政策について口外してはならない
という「ブラックアウト期間」が設けられているため、こんなことは
あり得ない話なのですが、日本では緩いのか市場参加者にとっては
デメリットでしかありません。

 

◆金利上昇は雇用者数の回復と共に落ち着く

きのうもお伝えしましたが、FRBは2023年まで実質のゼロ金利を続ける
見通しを出していましたが、金融政策、そして財政政策によりマネタリー
ベースが急激に膨むことで急激なインフレが起こることを市場は懸念して
きのうの金利上昇につながったものと思われます。

 

日経平均株価はきのう30000円を再び回復しましたが、本日の日銀会合、
週末要因での手仕舞い売りに押されて再び30000円を割り込む展開に
なるでしょう。

 

ただ、ワクチン普及により雇用が回復してくると労働者の平均所得は
下がりますので、インフレ期待もやや後退し、金利の上昇は1.8~1.9%
程度が上値の目処とみています。

 

そのあたりで高止まりして金利に落ち着きが見られれば再び成長性に
見合わない下落をしたハイテク株、日本ではグロース株が買い直される
動きがみられてくるとみています。

 

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