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◆コロナ感染拡大は株高のサイン

おはようございます。株の学校 マナカブ.com講師の中山です。

 

【相場概況】

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価 28,995.92 -178.23
TOPIX 1,971.48 -18.70
マザーズ 1,202.61 -17.49
NYダウ 32,423.15 -308.05
ナスダック総合 13,227.70 -149.84
S&P500指数 3,910.52 -30.07

きのうの米国市場は3指数揃って下落となりました。
きのうは昼過ぎにパウエルFRB議長とイエレン財務長官が下院金融
サービス委員会での証言を控え、前半は小動きでしたが、イエレン
財務長官が公聴会で、インフラ投資の財源を賄うために増税が必要
との見解を示したことが相場の重しとなり下落となりました。

 

中古住宅販売件数に続き2月の新築住宅販売件数も前月比▲18.2%
と急減しており、テキサス州を中心として起きた寒波の影響で一時的
ではありますが、マーケットをネガティブにさせる要因となっています。

これらの要因に加えて、欧州の一部の国ではコロナの変異種が猛威を振るい
感染の再拡大からロックダウンの延長や行動制限を強化する動きが
広がっています。

(欧州圏のコロナ感染状況)

ご覧のようにドイツ、フランス、イタリアで感染の再拡大がみられて
おり、スペイン、英国ではまだみられていませんが、感染再拡大→景気悪化
への警戒感が強まり原油相場が急落、61ドルあった原油価格は
1バレル=57ドル台前半まで▲6%を超える下落となりました。

 

ダウは後半に徐々に下げ幅を拡大し、308ドル安となり油価の下落に
よりエネルギー関連が値下がり、安全資産として債券が買われたことで
金利が低下し、金融株も売られ指数を押し下げました。

◆コロナ感染拡大は株高のサイン

欧州圏で変異種に拠る再拡大が見られますが、この時期に感染が増える
ことは昨年感染が拡がったタイミングと同じ時期でもあります。

これはご多分に漏れず日米でも同様です。

(日米のコロナ感染状況)

マーケット参加者の中にはインフレだなんだと騒いでいる人たちが多いですが
FRBをはじめOECD、IMFなど経済機関では「コロナパンデミックで経済の
見通しは依然不透明」というスタンスを崩しておらず、これは換言すれば
金融、財政による緩和姿勢は続くと捉えることができるわけです。

(ダウ平均とWTI原油先物価格の推移)

ダウと原油価格を比較しても、昨年の2月下旬よりまず原油価格が株式
よりも先に下落が始まり、その後の戻りは逆に原油よりも株式の方が早い
動きで史上最高値をつけにいきました。

 

実体経済により則して動く商品市況と金融政策、財政政策により反応しやすい
株式は動きがまったく違うということを理解しておかなければなりません。

 

今回ももし変異種が猛威を振るい感染拡大が世界的に広まることで株安へと
つながった場合、各国からさらなる金融財政政策が打ち出され、3カ月もすれば
結局「あのとき下がったところがまた今回もチャンスだった」となる可能性が
高くなるとみています。

 

また感染拡大となれば、ロックダウン、ソーシャルディスタンスの関係から
目先はテック関連への見直しが起こることも想定しています。

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