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◆参院予算委員会で黒田総裁がETFに言及

おはようございます。株の学校 マナカブ.com講師の中山です。

 

【相場概況】

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価 28,729.88 +324.36
TOPIX 1,955.55 +26.97
マザーズ 1,163.82 -0.04
NYダウ 32,619.48 +199.42
ナスダック総合 12,977.68 +15.80
S&P500指数 3,909.52 +20.38

きのうの米国市場はコロナ変異種の感染拡大によるロックダウン実施や
期間の延長などで景気回復の遅れが懸念され欧州株が崩れたことから
軟調な展開でのスタートとなりました。

その後、バイデン大統領の就任後初の記者会見で、就任100日後までに
2億回のワクチン接種の目標を掲げました。
これまで1億回を目標としていましたが、2倍に引き上げたことで足元
軟調だった景気敏感株が中心に買われ、ハイテク株も買われましたが、
同時に長期金利が上昇したことで上げ幅は限定的なものとなりました。

 

会見では弾道ミサイルを発射している北朝鮮にも言及し、緊張を高める
ようなことがあれば対応すると表明、中国に対してもウイグル族に対する
人権侵害や香港、台湾などに対する強硬的な姿勢に対抗することを
示唆しています。

きのう発表された3月20日の週の新規失業保険申請件数は68.4万人と
前の週の78.1万人から大きく減少し、市場予想の73万人も下回る
良好な結果となったことも相場の安心材料となりました。

(新規失業保険申請件数)

 

◆参院予算委員会で黒田総裁がETFに言及

きのう参院予算委員会が行われましたが、浅田議員から「ETFの
買い入れの終了時期、またそのどのような形で売却するのか?」という
質問に対して、黒田日銀総裁は「ETFは物価目標である2%を達成するための
政策であり、足元は目標に程遠い水準であることから12兆円の枠をもって
相場が急変した際に購入することは続ける」とし、資産の売却においては
「いまはそれを考えるのは時期尚早であり、それを検討する時期に入ったら
そのときに最も適した形でかつ、市場に影響の内容なやり方を検討する」
と回答しています。

 

先週19日の日銀会合後は、日経平均連動型のETFの買い入れを4月以降
取りやめる方針に転換したことからテーパリングが意識されてTOPIX
の下落よりも日経平均株価の下落が大きくなっていましたが、テーパリング
の意思はないと判断したマーケットはこれを好感して、きのうの日経
平均株価は大きく反発する展開となりました。

 

本日は米国が堅調な展開で帰ってきてくれましたので、日本株も続伸して
始まり、日経平均株価は29000円台回復も視野に入ってきます。

 

ただ週末ということもあり、北朝鮮のミサイル発射など足元で地政学リスク
も高まっていますので朝高で上昇した後は伸び悩むことも考えられます。

 

欧州では変異種が猛威を振るっており、感染の再拡大が懸念されて
いますが、欧米の製薬大手はすでに変異種対応の治験に入っており、
8月、9月ごろには対応可能としています。

そのため、目先この材料で株価が下落したとしても、昨年11月にファイザー
がワクチン開発に成功したときに、その後株式市場は大幅高となった
ように、変異種対応のワクチンが開発されれば相場を大きく変容させる
とみています。

 

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