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◆バリューからグロース株物色へ回帰

おはようございます。株の学校 マナカブ.com講師の中山です。

 

【相場概況】

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価 29,388.87 +210.07
TOPIX 1,957.64 +3.64
マザーズ 1,230.38 +27.10
NYダウ 33,153.21 +171.66
ナスダック総合 13,480.11 +233.24
S&P500指数 4,019.87 +46.98

きのうの米国市場は3指数揃って上昇となりました。
3指数の中でも足元で調整色の強かったナスダックがハイテク株を中心に
買い直されました。
ダウは再び33000ドルを回復し、S&P500においては、ついに4000ポイント
到達となりました。

 

バイデン政権の2兆2500億ドルのインフラ投資を含む景気刺激パッケージ
への期待から幅広い銘柄が買われ、懸念されていた財政拡大による金利
上昇は起こらず、これがグロースの一角であるハイテク株への物色を誘う
格好となりました。

 

ハイテクビッグ5のGAFAMは総じて上昇し、アルファベット(グーグル)
は3.3%の上昇となり、最高値更新となっています。

 

◆ISM製造業景況指数は64.7と過去最高

きのうISMから公表された製造業景況指数は64.7と市場予想の61.3を大きく
上回り、これは1983年12月以来の高い水準です。

(ISM景況指数とS&P500指数の推移)

何度もご紹介しているグラフですが、米国のISM景況指数と株価には強い
相関があり景況指数が強いときは株価も堅調に推移します。

ISMのレポートでは新規注文や雇用の伸びが顕著ですが、コロナの影響で
部材の調達が一部制限されていることがサプライヤーの悩みの種となっている
とのことです。

 

しかしこれは換言すれば需要に対して供給が追いついておらず、今後も需要増
が見込めることを指し示します。

 

また価格指数においては、需要増が顕著にもかかわらず前月比で0.4ポイント
低下しており、生産者物価の面からインフレの懸念もないことから金利が
低位安定した可能性があるとみています。

 

来週はISMから3月のサービス業の景況感指数が公表されます。
市場予想では57.5(2月は55.3)とこちらも高い数字が出てくることが予想
されています。

ワクチンの接種率が高まるにつれてサービス業の景況感も改善されて
きますので、予想通りの強い数字が出てくれば来週以降も相場の買い材料
となってくるものと思われます。

 

その前に今夜は3月の米雇用統計が公表されます。
非農業部門雇用者数は事前予想で64.7万人とされていますが、こちらは
雇用者数の伸びが強くてもプラス、弱くても今回のバイデン政権に拠る
1.9兆ドルの追加経済対策、2.25兆ドルのインフラ投資対策により今後
よくなることが意識されてネガティブな反応にはなりにくいとみています。

 

◆バリューからグロース株物色へ回帰

昨年11月からファイザーのワクチン開発とともに徐々にバリュー株
が見直される動きが足元の相場をけん引していました。

しかし、ここにきて米国で最近調整していたグロース株が買い直される
動きがみられているように、再びこのバリューとグロースの間で資金の
流れに変化がみられてきています。

 

これは日本株でも言えることできのうなんかは日経平均+0.72%、
TOPIX+0.19%に対して、マザーズは+2.25%の上昇とマザーズの上昇が
突出しています。

米長期金利が1.7%を上限に、または上昇したとしても緩やかな上昇と
なれば株式への悪影響は少ないため、再び日本でもグロース株物色
へと流れが変わる可能性があるとみています。

 

このグロースからバリュー、バリューからグロースの「グレートローテーション」
は業績相場でよく起こり、これが続くと息の長い上昇相場になってきます。

 

その気になる業績相場になり得るのか?という点ですが、1-3月の法人企業景気予測調査
では大企業から中小企業の業績の改善が見られてきており、令和2年度(2020年度)は
まだ企業業績も同期間のGDPにおいてもマイナス成長の見通しが高いです。

 

 

しかしながら、2021年度ではきのうの日銀短観でも良好な数字が出ていましたし、
企業の業績が回復してくれば、株価の上昇へとつながります。

 

 

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