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◆日経平均30000円越えは3月決算企業の本決算次第

おはようございます。株の学校 マナカブ.com講師の中山です。

 

【相場概況】

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価 29,768.06 +59.08
TOPIX 1,959.47 +7.61
マザーズ 1,244.39 +20.00
NYダウ 33,800.60 +297.03
ナスダック総合 13,900.19 +70.87
S&P500指数 4,128.80 +31.63

先週末の米国市場は3指数揃って取引中盤までは小動きでしたが、
終了間際にハイテク大手が買われて、ダウ、S&P500が史上最高値を
更新する展開となりました。

先週朝方発表された2月の米生産者(卸売)物価指数が予想を上回った
ことでインフレ懸念から長期金利が上昇しましたが、その上昇が小幅
にとどまったことを受けて、ハイテク株が買い直される動きとなり
マイクロソフトやグーグルが高値を更新しています。

 

また今週から大手金融株を皮切りに本格化する企業の決算発表を前に
アナリスト予想では、S&P構成銘柄企業の第1四半期利益は前年同期比で
25%増と、18年以来の好業績となる見通しもあることから決算への
期待感も買いの材料となっています。

 

◆日経平均30000円越えは3月決算企業の本決算次第

米国株と比較すると日本株の足元はどうも弱い状況で、日本株は先週、
一時30000に再び乗せる場面が見られましたが、戻り待ちの売りに
押される展開となっている状況です。

先日もお伝えしたように毎年の4月新年度相場は、国内外のファンドや
機関投資家からの資金流入により、上がりやすい相場つきなのですが、
ことしは今のところそうなっていないというのが現状です。

(海外勢の4月の売買状況)

上図を見ても分かるように4月は海外勢が日本株を買い向かう特異月です。

 

しかしながらそうなっていないことしの4月相場の気迷い要因は3つ。

1:コロナ禍からの復活への期待で1-3月期はそれを先取りした買いで上昇した
ことで一服。
2:コロナ感染者数の再拡大&ワクチンの供給の遅れ
3:本当に業績回復がみられるのか、決算を見極めたいとする様子見姿勢

これらが絡み合って足元の上値が重い状況を醸成しているとみています。

 

注目点はやはり3番、特にこれから3月決算企業が4月下旬から5月半ばにかけて
決算を発表してきますが、四半期決算の中でも特に注目されるのが本決算です。

本決算はほかの四半期決算とは違い、次期見通し(22年3月期予想)を
出してきます。

これが個人的には日経平均採用銘柄で前期比の経常利益ベースで+20~30%
程度の回復(今後の上方修正も含む)がないと失望売りに変わる可能性も
あるのではとみています。

 

一つ安心材料と捉えられるのは4/9の引け後に本決算を発表した安川電機【6506】
ですが、今期(22年2月期)の経常利益(税引前利益)見通しは+59.4%で、
事前のコンセンサス予想(+58.5%)を若干上回る内容となったことです。

 

この後に続く3月決算企業の同業のファナックやSMC、キーエンスなどの
産業機械、電子部品関連の業績見通しもコンセンサス予想と遜色ない内容と
なれば安心材料となり、30000円を試す展開が見られると思われます。

 

しかしながら心配なのが上記の2番であり、安川が決算をまとめたのは
国内で感染者数がさほど拡大していない時期だと踏めば足元の感染再拡大懸念から
3月決算企業の企業業績の見通しが控えめなものになると「いったんの調整」、
という動きが見られてもおかしくはありません。

 

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