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◆国内2月決算企業の決算はまだら模様

おはようございます。株の学校 マナカブ.com講師の中山です。

 

【相場概況】

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価 29,620.99 -130.62
TOPIX 1,952.18 -6.37
マザーズ 1,235.15 +18.91
NYダウ 33,730.89 +53.62
ナスダック総合 13,857.84 -138.25
S&P500指数 4,124.66 -16.51

きのうの米国市場は3指数まちまちの展開となりました。
昨晩から米国では金融株を中心に決算発表がスタートとなり、ゴールドマン
やJPモルガン、ウェルズファーゴがいずれも好決算でした。

ゴールドマンの第1四半期決算は特別買収目的会社(SPAC)によるIPOブーム
などを背景に大幅増益となり、株価は2.3%上昇。
ウェルズ・ファーゴの第1四半期は、新型コロナウイルス禍で計上していた
貸倒引当金が16億ドル縮小したことなどにより利益が大幅に拡大。
株価は+5.5%となりました。

 

一方、JPモルガンは貸倒引当金の戻し入れで利益が5倍に拡大したものの、
株価は▲1.9%と値動きはまちまちで、JPモルガンとウェルズ・ファーゴは、
トレーディング部門や投資銀行部門の収入は好調だったものの、両行とも
クレジット融資が前年比で減少したことが株価の重石となったようです。

 

さらにきのうは仮想通貨交換業者のコインベースがナスダックへ上場と
なりました。
時価総額は一時1120億ドル(約12兆2000億円)を超えたもののビットコイン
の下落やテクノロジー銘柄への幅広い売りを受け、初値を下回る展開と
なりました。

 

◆国内2月決算企業の決算はまだら模様

国内では今週2月決算企業の決算発表が佳境を迎えていますが、
セクター的には小売や卸売の多くが2月決算企業です。

きのうも70社弱ほどの2月決算企業が本決算を発表しましたが、
前期(21年2月期)はコロナの影響で悪いのは分かっていましたが、
同時に発表された22年2月期見通しも小売セクターを中心にアナリストの
コンセンサス予想を下回る企業が少なくありません。

 

具体的にはABCマート【2670】や百貨店のJフロント【3086】、ドトール
日レスHD【3087】などに加えて、貸会議室のTKP【3479】など足元で国内の
コロナ感染者数が増えている中で、その影響がまだ不透明な企業は見通しを
コンサバティブに出しています。

 

一方で小売セクターでも外食の減少が追い風となったピックルス【2925】や
ほっともっとを営むプレナス【9945】やリンガーハット【8200】、
吉野家【9861】など外食、中食でもウーバーイーツや出前館などのデリバリー
サービスの普及が奏功したところは好調です。

つまり同じセクター内でも決算内容は雲泥万里というのが今回の決算発表
の特徴です。

3月調査の日銀短観でも非製造業全体では改善が見られますが、小売セクター
に関しては大企業、中堅企業の業況判断は悪化しています。

(日銀短観・小売)

 

これは4月下旬から本格スタートする3月決算企業にも言えることだと思います。

コロナの逆境の中でなんとか利益を生み出すための攻めるポイントがこの1年で
見出せた企業は今期の見通しは明るいものが出てくるでしょうし、待ちの姿勢で
あったり、コロナ禍でどうにも経営戦略、営業戦略の変革が出来なかった企業
は今期もまた厳しい見通しとなってくるでしょう。

 

特にこの本決算というのはほかの四半期決算と大きく異なるのが次期見通しが
出てくるところですが、この結果次第で翌日の株価に大きく影響を及ぼします。

この見通しがネガティブサプライズとなれば、下手をすればストップ安「磔の刑」
と処されます。

 

この見通しを発表前に予想するのは至難の業であり、ポジティブな内容だった
としても投資家の期待感の方が上回っていれば材料出尽くしとなり、必ずしも
翌日の株価上がるとも限りません。

 

最良の策と言えるかどうか分かりませんが、少なくとも決算発表後の価格変動
リスクを抑えるには持ち高を減らして決算を跨ぐのが上下に振れた際に精神的も
楽かと思います。

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