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◆米国の経済指標の改善が日本株の恩恵に

おはようございます。株の学校 マナカブ.com講師の中山です。

【相場概況】

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価 29,642.69 +21.70
TOPIX 1,959.13 +6.95
マザーズ 1,228.14 -7.01
NYダウ 34,035.99 +305.10
ナスダック総合 14,038.76 +180.92
S&P500指数 4,170.42 +45.76

きのうの米国市場は3指数揃って上昇、ダウとS&P500は再び最高値を更新
となり、ダウは1カ月弱で33000ドルから34000ドル到達となりました。

また米長期金利がきのうも下げ続けて一時1.53%まで低下したことを受けて
金利に敏感なハイテク株が買われ上昇率で見ればナスダックが最も大きく
上昇する一日となりました。

 

リスクオンの動きが強まった背景には相次ぐ経済指標の改善があり、朝方
発表された3月の米小売売上高が前月比で9.8%の伸びを示し、市場予想の
5.9%を大きく上回り、金額でも初の月間6000億ドル(約65兆円)を超えました。

(小売売上高とS&P500指数の推移)

米国GDPの7割を占めるのが個人消費であることを考えると、この消費が
大きく増加していることは株式市場のみならず実体経済にもポジティブ
です。

 

ただこの消費が加速していくと今度はインフレ圧力としてはたらいてくる
ため今後の物価の指標には要注目です。

また同じく朝方発表された4月10日の週の新規失業保険申請件数は57.6万人
とこちらも市場予想の70万人を大きく下回り、雇用の改善がみられました。

(新規失業保険申請件数)

 

加えて、その後に発表された4月のニューヨーク連銀製造業景況指数も予想を
上回る26.3と改善、ハードデータ、そして今後の先行きを占うソフトデータ
共に良好な指標が相場を強く押し上げる展開となりました。

(NY連銀製造業景況指数とS&P500指数の推移)

 

特にこのNY連銀製造業景況指数はISM製造業景況指数の前哨戦ともなり、
株価指数との相関が強く表れてきます。

同指数は昨年の4月には▲78.0まで過去最悪の数値を記録したところから
1年間で26.3まで回復し、米国経済の回復の力強さをまざまざと見せつけ
られた感じです。

 

日本において貿易相手国トップ2のうちの一国でありますが、貿易統計
や工作機械受注をみても、足元では中国の回復による外需の伸びが顕著で
米国需要は前年同月比でマイナス圏を推移しており緩慢だっただけに、
今回の内容は日本株にとってもポジティブとしてはたらいてくるでしょう。

(エリア別貿易収支と日経平均株価の推移)

今月下旬から3月企業の決算発表がスタートしますが、足元は変異種が猛威を
振るっており感染者再拡大懸念やワクチン接種の遅れなどから今期の見通しは
回復はするもののコンサバティブな数字を出してくる企業が多いとみています。

そもそもの日本企業の特徴が当初の見通しは低く出しておいて、その後に
上方修正を出してくる企業が多いため、決算で売られた銘柄の中から経済指標
をしっかりと確認しながら恩恵のあるセクターを狙っていくというのが有効な投資
戦略になると考えています。

 

 

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