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◆日本市場はコロナ感染状況次第

おはようございます。株の学校 マナカブ.com講師の中山です。

 

【相場概況】

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価 29,053.97 +62.08
TOPIX 1,909.06 +5.51
マザーズ 1,211.31 -10.34
NYダウ 34,060.36 +239.98
ナスダック総合 14,082.55 +31.52
S&P500指数 4,211.47 +28.18

きのうの米国市場は3指数揃って反発する展開となりました。
日本は祝日で休場となっていましたが、前日は下げていた米国市場は
フェイスブックが28日に発表した第1四半期決算では広告収入が伸び、
売上、利益ともに市場予想を上回り、+7.3%と大幅上昇となり指数を
けん引しました。

27,28日で行われたFOMCではパウエルFRB議長が景気認識を上方修正
したものの、金融政策においては現状維持を決定し、特に混乱を起こす
ことなく無事通過となりました。

 

新型コロナウイルスの変異種が世界中で猛威を振るう中、ワクチン接種
は進むものの景気回復に警戒感を持っていることが窺えます。

そんな中、NYでは7月1日から経済活動が全面再開となり、景気敏感株
にとっては追い風となります。

 

またバイデン米大統領が施政方針演説でインフラ投資や育児・教育支援を
柱に「米国は再び動き始めている。世界を再び主導する」と決意を示した
ことや、1-3月期の米GDP速報値が前期比年率換算で6.4%増と前四半期
(4.3%)から伸びが加速したことも支援材料となり、米国市場は堅調な
展開となっています。

(米国と世界のコロナ感染者状況)

世界レベルで見ると1日当たりの感染状況は約90万人で足元拡大中ですが、
米国だけでみると、ワクチン接種が奏功していることもあって、1日当たり
5万人前後となっています。

 

◆日本市場はコロナ感染状況次第

(インドと日本のコロナ感染状況)

この世界の感染拡大の一つの要因になっているのがインドです。
インドでは1日の感染者数が足元で40万人弱と前回の感染拡大を大きく上回って
います。

この影響でインドは複数の都市でロックダウンを実施しており、この影響で
ホンダがインドに設ける二輪部門の4工場すべてで稼働を来月15日まで停止する
ことを発表、日本の製造業にも影響を及ぼしてきています。

 

日本国内では25日から首都圏を中心に緊急事態宣言が再発出されましたが、
ここから感染者数の逓減が見られるかが焦点です。

日本医師会の中川会長は、「緊急事態宣言について、東京の1日の新規感染者数
が100人以下になるまで解除すべきではない」との考えを示しており、足元で
1000人を超える状況から感染抑制が見られるか、逆に変異ウイルスの中でも
感染力の高い「N501Y」が拡大していくのか、目先のマーケットに影響を与える
可能性があり、神経質な展開が続くと思われます。

 

東京都のモニタリング会議では感染者に対する抽出結果の結果、「N501Y」の
割合が足元で5割を超えてきていることを発表しており、感染者数の全員が
このウイルスに置き換わった場合、2週間後の都内の感染者数はおよそ2000人に
のぼり、入院者数は6000人に達するとの試算を出しています。

 

緊急事態宣言が発出された直後は感染者数が抑制されるとの期待から陸運や
空運株が上昇する場面もみられましたが、すぐに息切れして軟調な動きを
みせています。

連休前日はとくに来年4月の東証の指数再編に向けてTOPIXの浮動株比率の
見直しから指数は上昇、値上がり数はわずかで売り込まれる銘柄が散見
されました。

 

 

3月期企業ですでに決算発表を迎えた銘柄の中には感染者数が増大している中、
コンサバティブな見通しが多くなることを想定していましたが、市場予想を
上回る決算を発表しているところもあり、連休明けから決算発表をする
企業決算にも期待は持てるかなとみています。

 

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