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◆金融相場から業績相場へのバトンが渡るのか

おはようございます。株の学校 マナカブ.com講師の中山です。

 

【相場概況】

◆きのうの日米株価指数終値

日経平均株価 休場
TOPIX 休場
マザーズ 休場
NYダウ 34,230.34 +97.31
ナスダック総合 13,582.43 -51.07
S&P500指数 4,167.59 +2.93

連休も終わり日本は2年連続の緊急事態宣言の中で過ごすことと
なりましたが皆さんいかがお過ごしでしたでしょうか。

連休中も日本以外のマーケットは動いていて、米国株は今週3日間で
特徴的な動きがみられました。

景気敏感株中心に買いが入りダウが3日続伸となり、再び最高値を更新
する一方で、ナスダックは4日続落で取引を終えました。

(NYダウとS&P500指数の推移)

年初来パフォーマンスでみてもダウが+12%弱の上昇に対して、ナスダック
が+5.3%の上昇となっており、足元の下落を横に置いておいたとしても
上図チャートでみれば、アンダーパフォームしていることが分かります。

 

この要因となったのが企業決算です。

ハイテク株を中心に好決算を発表する企業は多かったものの投資家の期待
ほどの上昇とならなかったことでモメンタム(相場の勢い)が弱まり、
ハイテクビッグ5のGAFAMを中心に売り込まれる展開となりました。

 

これまでは米長期金利に上昇圧力が高まると嫌気されて売られてきたハイテク
株ですが、足元では業績という企業のファンダメンタルズの要因で売られる
状況に変遷しつつあります。

決算発表も終盤に入り材料出尽くしからしばらくはグロース株から景気敏感株
への資金シフトが起こるものとみています。

 

日本株でも連休明けから再び決算発表ラッシュとなりますが、コロナ禍で
株価をけん引していたITC関連のグロース株の決算が注目となります。

連休前に決算を迎えたDX関連大手のオービック、NRI、CTCなどは上昇
する一方で、医療界のグーグルであるエムスリーなどは決算発表後、
冴えない動きとなっており明暗が分かれています。

 

◆金融相場から業績相場へのバトンが渡るのか

連休中、米国では4月のISM景況指数が公表されました。

(ISM景況指数とS&P500指数の推移)

製造業、サービス業ともに高い水準は維持しつつも市場予想を下回る結果
となっており、この指数が下落に転じれば米株の調整も起こりやすくなります。

また個人的に気がかりなのが、先月末にもお伝えしたFRBの資産買い入れが
前年比マイナスに転じたことです。

(FRBの総資産買い入れとS&P500指数の対前年比推移)

現在FRBは月額で1200億ドル規模の国債およびMBS(住宅ローン担保証券)の
買い入れを行っていますが、金融相場から業績相場にバトンタッチしていく
中で、量的緩和が今後アテにならないとなれば、業績頼みになります。

その中でアフターコロナを見据えて今後も業績が良くなるという期待や
モメンタムが投資家の中で薄れれば金融相場の真裏にあるグロース株には
アゲインストとなってくるところには注意が必要です。

 

日本株においては、米国への貿易が自動車や機械を中心に回復してきている
こともあって、対米比率の高い外需の製造業にはしばらく追い風が吹くと
みています。
これらがけん引して指数自体で見れば決算発表後も堅調な動きが期待
できるとみています。

 

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